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時刻は15時を回り、両対局者におやつが用意されました。午後のおやつは西山白玲がバスクチーズケーキ、オレンジジュース、アイスコーヒー、辻利緑茶(飲み物3種は13時に用意済み)。福間女流六冠がフルーツ盛り合わせ、桃ジュース、アイスミルクティーでした。
(西山白玲のおやつ)
(バスクチーズケーキ)
(福間女流六冠のおやつ)
(フルーツはシャインマスカット、メロン、イチジク、バナナ、ラズベリー)
盤上は中盤戦の攻防が続いており、図の50手目△3二銀の局面は後手の西山白玲が桂得に立っていますが、先手には▲7五銀~▲6四銀右と攻める狙いがあり、その次に▲5五角の活用まで実現できれば後手玉にも危険が迫ってきます。
立会人の村山八段は「現局面は後手のペースで進んでいると思いますが、福間さんの桂損でもバランスが取れているという大局観もさすがだなと思いました」と話してます。
(控室は村田智穂女流三段が検討に加わっている)
現地の「ヒューリックホール京都」1階では、14時から井田五段と石本女流二段よる大盤解説会が始まっています。
(大盤解説会場。大勢の将棋ファンで席が埋まっている)
(井田明宏五段は地元、京都府京都市の出身)
(聞き手を務める石本さくら女流二段)
13時50分頃、山口稀良莉女流初段と松下舞琳女流初段がそろって控室を訪れました。大盤解説会解説の井田五段、聞き手の石本女流二段とはちょうど入れ替わりとなっています。
(さっそく継ぎ盤を囲む山口稀良莉女流初段は振り飛車党)
(居飛車党の松下舞琳女流初段が先手側を持つ)
昼食休憩終了後、盤上は▲5五同銀直△2二角▲4八飛△4四歩▲7四歩と進みました。
控室は、途中の△2二角では△5五同角や△6二角、上図の▲7四歩では代えて▲6四銀△同金▲5三桂成の変化が示されていました。ここ数手は検討陣の意表を突く手が続いているようです。
(継ぎ盤で検討する井田五段。このあと14時から現地の大盤解説を担当する)
(その聞き手を務める石本女流二段)
(先に戻ったのは西山白玲。12時49分だった)
(午後のおやつのオレンジジュース、アイスコーヒー、辻利緑茶が運ばれた)
(福間女流六冠は12時54分の入室)
(13時になり、立会人の村山八段から再開が告げられた)
(▲5五同銀直を指す福間女流六冠)
(昼食休憩時の対局室)
(40手目△5五歩の局面)
(駒は秀峰師作で、書体は水無瀬)
(残り時間。福間女流六冠が休憩前に1時間以上考えている)
対局者の昼食は、西山白玲が「ずわい蟹たっぷりピラフ、アイス麦茶」、福間女流六冠が「野菜天ぷらとせいろそば、アイスミルクティー、アイス麦茶」です。
(西山白玲の昼食)
(ずわい蟹たっぷりピラフ)
(福間女流六冠の昼食)
(野菜天ぷらとせいろそば)
時刻は12時になり、図の40手目△5五歩の局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲福間女流六冠1時間52分、△西山白玲1時間7分(チェスクロック使用)。対局は13時に再開します。
盤上は図の△5五歩の局面で福間女流六冠が30分以上考えています。
先手は▲5五同銀左か▲5五同銀直かの分岐点ですが、それぞれに対し、後手も△5五同角と△6二角の2手段があるとのこと。合わせて4通りの変化を比較、精査する必要がありそうです。