本局の舞台「指宿白水館」は、1947年に創業。鹿児島市の中心地に構えていた「鹿児島白水館」を、1960年に現在の位置に移転し、名前を変えました。JR指宿駅から、海側を車で10分ほど走れば到着します。
指宿白水館での白玲戦は、第1期から今期まで4期連続で開催され、西山白玲が3戦全勝しています。今年は第36期竜王戦七番勝負第6局の舞台になる予定でもあります。
白水館のホームページでは、スタッフの方によるブログも更新されています。本ブログとあわせて、お楽しみください。
(指宿白水館外観)
(園内には白玲戦を記念した砂のモニュメント)
(ロビーには本局を記念した幕が飾られる)
(建物を隔てて、海と山が近い)
【指宿白水館】
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◆福間 香奈(ふくま かな)女流五冠(清麗・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花)◆
1992年3月2日生まれ、島根県出雲市出身。森けい二九段門下。2004年、女流2級。2020年、女流六段。女流棋士番号は33。 タイトル戦登場は74回。獲得は白玲1期、清麗5期(クイーン清麗)、女王1期、女流王座7期(クイーン王座)、女流名人13期(クイーン名人)、女流王位10期(クイーン王位)、女流王将8期(クイーン王将)、倉敷藤花14期(クイーン倉敷藤花)の計59期。
前期は白玲の座でしたが、西山女流三冠の挑戦を受けて敗戦しました。しかし、今期は女流順位戦A級で7勝1敗の成績を収め、挑戦者決定戦に進出。伊藤沙恵女流四段を破って挑戦者となりました。初戦は黒星発進となりましたが、本局から巻き返しとなるでしょうか。
◆西山 朋佳(にしやま ともか)白玲(女王・女流王将)◆
1995年6月27日生まれ、大阪府大阪狭山市出身。伊藤博文七段門下。2021年、女流三段。2023年、女流五段。女流棋士番号は73。 タイトル戦登場は26回。獲得は白玲2期、女王7期(永世女王)、女流王座2期、女流名人1期、女流王将4期の計16期。
前期七番勝負でフルセットの末に白玲の座に返り咲きました。今期は通算3期目となる白玲の座を懸けて防衛戦を戦います。現在は棋士編入試験五番勝負を戦う最中でもあり、重要な対局が続きます。白玲戦第1局は苦しい将棋ながらも終盤での勝負順が実り、逆転勝ちを収めました。2局目以降も勝ちの流れを引き継ぎ、白玲初防衛に向けてリードを広げられるでしょうか。