ザ・ゲートホテル京都高瀬川の名前のとおり、対局場のホテルは高瀬川沿いに建っています。旧立誠小学校の校舎をリノベーションし、2020年に開業しました。高瀬川は17世紀に完成した運河で二条から伏見までのおよそ10キロメートルを結び、高瀬舟で物資を運搬しました。いまは狭く浅くなっていますが、当時は川幅8メートル、水深30センチメートルもあり、淀川の三十石船と連係して京都・大阪間の物流の大動脈でした。高瀬舟は103年前の大正9年(1920年)まで運行されていました。
(ホテルから見下ろす高瀬川)
(高瀬舟模型。平底で、船首に向かって船底が反り上がっている)
(カモが遊んでいた)
図は11時頃の局面。里見白玲がいち早く左銀を繰り出し、盤上は緊張感が走りましたが、ひとまず戦いは回避されました。先手美濃囲い、後手金無双の落ち着いた相振り飛車になりそうです。
(西山女流三冠は美濃の囲いをどこまで進めるのか)
(ちょうどその頃、控室には佐々木海法女流1級が来訪していた)
新型コロナウイルスの5類移行を受け、棋士・女流棋士がタイトル戦の控室を訪れる光景も復活してきました。
(大盤解説会解説の小林七段と糸谷八段。検討が一段落ついたところ)
(継ぎ盤を挟むのは西浦会長と大盤解説会聞き手の石本女流二段)
(そこに現れたのが山口稀良莉女流1級)
(同じく控室に顔を出した大島綾華女流初段。糸谷八段と同郷同門)
(石本女流二段も同じく森信雄七段門下)
10時、両対局者それぞれの控室に午前のおやつが出されました。一部飲み物は対局室に運ばれます。里見白玲はフルーツ盛り合わせ(メロン、シャインマスカット)とアイスミルクティー、辻利緑茶。西山女流三冠はベネズエラ産カカオのチョコレートプリン、アイスカフェオレ、辻利緑茶。アイスカフェオレは対局開始時に用意するようリクエストがありました。
(里見白玲のおやつ)
(メロンとシャインマスカットを所望)
(西山女流三冠のおやつ)
(ベネズエラ産カカオのチョコレートプリン)
(挑戦者の西山女流三冠が対局室に向かう)
(下座に落ち着く)
(3分ほどして里見白玲も入室)
(扇子を取り出した)
(駒を並べ終え、対局開始を待つ)
(対局開始の一礼)
(記録係の北村女流二段が駒を磨く)
(北村女流二段は第2期から女流順位戦をB級で戦い続けている)
(立会人の糸谷八段が着座)
(対局者かのような気合の入った表情)
(西浦三郎・ヒューリック株式会社代表取締役会長、清水女流七段も盤側に)
12手目△3二飛で相三間飛車になりました。
参考図は本七番勝負の第3局、14手目の局面。比較して▲6八銀と△1四歩の交換がないのが本譜です。△3二飛以下は▲7四歩△同歩▲同飛……、の手順で9時20分過ぎには下図まで進んでいます。
(里見白玲は相三間飛車で再戦を挑む)
おはようございます。西山女流三冠の先手で定刻の9時に対局は開始されました。
(先手の西山朋佳女流三冠)
(後手の里見香奈白玲)
(駒を並べる両者)
(初手▲7八飛)
(2手目△5四歩)
(3手目▲7六歩)
(4手目△4二銀……、と次々進んだが、ここで関係者が退出した)
本局は対局室の模様を日本将棋連盟のYouTubeチャンネルで配信します。日時:10月14日(土)8時45分~終局後インタビュー解説:なし【ヒューリック杯第3期白玲戦七番勝負第5局】https://www.youtube.com/watch?v=sedH-BZ8wbk
おはようございます。今朝の京都市は曇り。対局は9時に開始されます。本日のスケジュールは以下のとおりになっています。よろしくお願いいたします。9:00 対局開始10:00 午前のおやつ(別室に用意)12:00 昼食休憩13:00 対局再開13:30 現地大盤解説会受付開始14:00 現地大盤解説会開始15:00 午後のおやつ(別室に用意)??:?? 終局
(今朝は曇っている京都、夜には天気が崩れるようだ)