第3期七番勝負第1局 Feed

2023年9月 2日 (土)

対局場周辺を散策

午前中に対局場周辺を散策しました。

Dsc_2512(対局場の「グランドニッコー東京 台場」の外観)

Dsc_2516(ゆりかもめ台場駅から直結の好立地)

Dsc_2554(入口にはタイトル戦開催を告知する看板が掲げられている)

Dsc_2492(遊歩道を挟んで隣にはフジテレビ本社ビルがそびえ立つ。『白玲~女流棋士No.1決定戦~』はBSフジで放送中だ)

Dsc_2497(自由の女神像とレインボーブリッジ。大きさはニューヨークの1/7ほどである)

Dsc_2550(台場のシンボルのひとつである巨大ガンダム像)

Dsc_2538(ユニコーンガンダム像。時間によってライトが光ったり顔が変形したりする)

Dsc_2529(背面もダイナミックで細やかな作りになっている)

後手の角を巡って

20230902i

現在、図の局面を迎えています。里見白玲が△4四歩と打った場面です。▲4四同歩には△同角と角をぶつけて後手が好調ですが、角が狭くなっているため危険な意味があります。▲1六歩と突いて△4五歩に▲同銀と進むと、後手は角を助けにくい状況といえるでしょうか。ここ数手で形勢が開く可能性がありそうです。

Dsc_2705(角の処置を巡る展開になった里見白玲)

現地大盤解説会

14時、現地大盤解説会が始まりました(すでに定員に達しています)。

Dsc_2761(大型スクリーンを使って現局面を解説する)

Dsc_2745(解説は中村太地八段が担当する)

Dsc_2757(上田初美女流四段が聞き手を務める)

じりじりとした中盤戦

20230902f昼食休憩再開後、西山は1図から▲6三歩成△同銀▲6八飛と進めました。しかし、△6四歩(2図)と打たれてみると後手の2枚銀が手厚いかもしれません。1図では▲4五銀と出る手があったかどうか。△4五同桂には▲4三歩成が飛車取りになります。

20230902g実戦は2図から▲4三歩成△同金▲4五歩(3図)と進みました。後手に△4四角とぶつけられないようにしたものでしょう。じりじりとした中盤戦が続きます。

20230902h

対局再開

13時、対局が再開しました。

Dsc_2636(先に戻ったのは西山女流三冠)

Dsc_2641(やがて里見白玲も戻ってきた)

Dsc_2651(手番の西山女流三冠。盤上に鋭い視線を飛ばす)

Dsc_2673(相手の着手を待つ里見白玲)

Dsc_2718(女流棋戦での両者の対戦は本局で55局目を迎えた)

Dsc_2733(対局が再開しても次の手はすぐには指されなかった)

昼食休憩中の対局室

Dsc_2579(静寂な対局室)

Dsc_2585_2(昼食休憩中の盤面。手前が先手の西山女流三冠)

Dsc_2586(西山女流三冠の玉将。駒は大竹竹風師作の巻菱湖。将棋連盟所有の逸品)

Dsc_2592001(里見白玲の王将。盤はヒューリック株式会社が所有する逸品)

Dsc_2604(記録机には残り時間を示すタブレットが置かれている)

Dsc_2611(日差し対策ですでにカーテンが閉められている)

昼食休憩に入る

20230902e12時、この局面で西山女流三冠が23分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲西山1時間34分、△里見1時間25分。昼食の注文は西山女流三冠が山菜そば(茶そば・温)、おにぎり(梅・鮭)、香の物、信州りんごジュース、ホットティー。里見白玲が鰻重(ご飯少なめ・味噌汁、サラダ付き)、ウーロン茶です。対局は13時から再開します。

Dsc_2571(西山女流三冠の注文したメニュー)

Dsc_2564(温かい茶そば)

Dsc_2617(里見白玲が注文したメニュー)

Dsc_2622(里見白玲はご飯を少なめにしている)





戦型は相振り飛車に

振り駒の結果、と金が4枚出て、西山女流三冠の先手番で始まりました。西山女流三冠は初手に▲7八飛(1図)と三間飛車を明示する得意戦法を採用しています。

20230902a

対する里見白玲は△4四角~△3三桂としてから△2二飛(2図)と向かい飛車に。戦型は相振り飛車になりました。

20230902b小競り合いが続いて、現在は3図まで進んでいます。

20230902d

午前のおやつ

10時、午前のおやつは西山女流三冠が信州ぶどうジュース、ホットコーヒー、ホットティー。里見白玲がメロン、完熟オレンジジュース、アイスミルクティーです。アイスミルクティーのミルク用に牛乳を注文しています。

Dsc_2467(西山女流三冠が注文したおやつ)

Dsc_2482(里見白玲が注文したおやつ)

Dsc_2478(里見白玲が注文したメロン)

豪華な検討風景

控室ではすでに継ぎ盤が激しく動いています。盤を挟んでいるのは立会人の藤井猛九段と日本将棋連盟会長の羽生九段です。羽生九段の横では日本将棋連盟常務理事の清水女流七段が見守っています。これだけ豪華な検討風景は珍しいのではないでしょうか。

Dsc_2416(タイトル戦でも対戦している二人による迫力満点の検討風景)

Dsc_2424(清水女流七段が検討を見守っている)

Dsc_2448(午前の控室)