2013年10月26日 (土)

対局開始前の様子(2)

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加古川市の樽本庄一市長による振り駒。
佐々木四段の振り歩先で「と金」が3枚となり、千田四段の先手に決まった。

Img_1025深々と一礼がかわされて対局開始。


(八雲)

対局開始前の様子(1)

Img_0966佐々木四段が先に入室。

Img_0967数分して千田四段が入室した。

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(八雲)

第1局開始

Img_1027先手番に決まった千田四段の初手は▲7六歩。

Img_1033佐々木四段は△3四歩と応じた。

Img_1040千田四段が3手目に角道を止めて、その後矢倉模様に進んでいる。

(八雲)

揮毫

検分に続いて、対局者による揮毫が行われました。

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(八雲)

検分

記念撮影に引き続き検分が行われました。

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Img_0874両者ともに初めての検分で勝手がわからない。
「えっと、駒は全部出すんですか?」(佐々木四段)
「いやいや、数枚だけで」(井上九段)

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検分は特に問題なく、15分ほどで終了しました。
引き続き対局者による揮毫が行われます。

Img_0922使用される駒は「静山作・菱湖書」。

(八雲)

対局者到着

Img_0858両対局者は10時40分頃に「加古川市立青少年女性センター」に到着。早速記念撮影が行われた。左から立会人の井上慶太九段、佐々木勇気四段、千田翔太四段、記録係の冨田誠也三段。

Img_0857ガッチリ握手が交わされた。

Img_0868佐々木勇気四段(意気込みを聞かれて)
「いつもとは違う環境の中で、緊張せずに集中して普段通りに戦いたいです」

Img_0872千田翔太四段
「加古川青流戦は3回目ですが、東西対決は初めてなので、それにふさわしい将棋を指せればと思っています」

(八雲)

2013年10月25日 (金)

決勝三番勝負は10月26日(土)~27日(日)開催

若手棋士の登竜門、第3期加古川青流戦は決勝三番勝負を迎えました。戦いに臨むのは、佐々木勇気四段と、今年4月にプロ入りした千田翔太四段。両者は19歳の同い年。たいへんフレッシュな顔合わせとなりました。両者の過去の対戦はなく、初手合いとなっています。

対局は26日(土)13時から第1局、27日(日)10時から第2局が行われ、1勝1敗となった場合は同日14時から第3局が行われます。本局の立会人は井上慶太九段が務めます。対局会場は「加古川市立青少年女性センター」(兵庫県加古川市)です。

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インターネット中継は、棋譜・コメントを吟、ブログを八雲が担当します。
どうぞよろしくお願いいたします。

2012年10月28日 (日)

感想戦

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(文)

表彰式

両対局者は解説会場に移動し、一言ずつ感想を話した。続いて表彰式が行われ、常務理事の東七段から表彰状が、樽本市長から記念カップが渡された。

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――千日手を打開するなら永瀬五段と言われていましたが。
永瀬「私は『千日手はいかん、いかん』と思っていて打開はしたかったのですが、打開したときの局面を五分にする自信がなかったので、申し訳ないのですが千日手にしてしまいました」
伊藤「打開されてもあまり自信がなかったです。仕掛けていったのですが、相手が受けの達人とあっては攻めが切れてしまいそうな局面になってしまい、千日手も仕方がないかなと思いました」

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――指し直し局がすぐに始まりました。初手から1分将棋でした。
伊藤「公式戦で1分将棋で始まるというのはあまりないですから、ちょっと戸惑った部分はありました。お互い様ですからね。気持ちはあまり切り替えられませんでした」
永瀬「千日手は打開したかったのですが、できなかったので少し引きずっていましたね」
――指し直し局を振り返って。
永瀬「千日手にはしてしまったのですが先手番を得ることはできたので、ひたすら攻めようかなとは思っていました」
伊藤「いや、受けてくると聞いていたので予想外でしたね(会場笑)。話が違うなと指しながら思っていました」

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――ファンの皆様に一言。
伊藤「残念です。加古川自体はいい所なんですが……これは実力ですからね。たくさんの方に応援していただいて嬉しかったです。また来年頑張ります。ありがとうございました」
永瀬「休憩を挟まないで観戦していただいた方にもご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。千日手にはどうしてもしたくなかったのですが、結果的には勝つことができてよかったです。来年は出られない棋戦で、対局者として来ることはもうないので、勝つことができてよかったです。他棋戦で活躍して、加古川青流戦のときに呼んでいただけるような棋士になりたいと思います。ありがとうございました」

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(書き起こし=翔、写真=文)

終局直後

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■永瀬拓矢五段
――今の率直な感想を教えてください。
「よく分からない将棋だったのですが最後寄せが見えて勝ちになったかなと思いました」
――千日手指し直しはかなり攻めている様子が伺えました。
「先手番になって先攻しやすいので、先攻を目指していました」
――加古川青流戦、第2期の王者となりました。
「率直に嬉しいなと思います」
――相手の印象はいかがでしたか。
「終始、粘り強く指されました」

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■伊藤真吾四段
――今の率直な感想を教えてください。
「実力なので仕方がないです」
――千日手もありましたが、振り返ってみていかがですか。
「1局目もそうですが、指し直し局もまあまあ上出来な序盤だったので、ちょっと悔い
が残るというか、もう少しうまくできたのではないかと思います」
――どのあたりが分かれ目でしたか。
「細かいことなのですが、銀を動かしたりするようなところがもう少しうまくできたかと思います。残念です」

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(書き起こし=翔、写真=文)