2011年10月29日 (土)

大盤解説会場で感想戦

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(大盤解説会場では、久保利明二冠の進行で感想戦が行われた)

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(両対局者が入場)

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(会場を見まわすふたり。200名収容の会場が満員だった)

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(船江恒平四段)

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(宮本広志三段)

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【大盤での感想戦後、コメント】
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【船江恒平四段】
本日は最後まで見ていただき、ありがとうございます。1局目に負けて厳しい戦いだったのですが、加古川で優勝することができてほっとしています。この棋戦の卒業を目指して(注:加古川青流戦は五段以上の棋士は出場できない)どんどん勝っていきたいと思います。

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【宮本広志三段】
本日はありがとうございます。負けてしまったのですが、また勝ち残って決勝の舞台に帰ってきたいと思います。(船江四段に向かって)また決勝で会いましょう!

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(宮本三段からの思わぬ反撃に船江四段や会場は大笑い)

(翔)

大盤解説会場へ移動

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(関係者から大盤解説会場で感想戦と表彰式を行う旨が伝えられ、移動。船江四段は水を飲む)

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(あっ)

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(駒、片づけな)

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(谷川九段から「そのままでいいですよ」と声をかけられる)

(翔)

第3局終局後インタビュー

インタビュアーは第2局に引き続き、BAN-BANテレビ生中継でレポーターを務めた清水理恵子さんです。
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【船江恒平四段】
--今の率直なお気持ちをお聞かせください。
「(声を枯らしながら)なんとか勝ち切れました」

--ポイントになったのはどのあたりでしょうか。
「序盤から攻めていく展開になったのがよかったのかなと思います」

--随所に力強さも見られましたね。
「でも、途中からちょっとわからなくなりました」

--地元開催の棋戦です。地元で2連勝、今のお気持ちは。
「ほっとしています」

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【宮本広志三段】
--今のお気持ちを率直に教えてください。
「1局目に勝っただけに悔しいけど……、しょうがないですね、はい」

--本局のポイントはどこでしょうか。
「攻められたときには無理攻めかなと思ったんですが、とがめ切れなかったです。中盤以降は一方的にやられました」

--1勝1敗で迎えた第3局、どういった気持ちで臨まれましたか。
「特に何も考えず、目の前の一局を頑張るしかないと思っていました」

--今後の抱負をお聞かせください。
「負けてしまったけど、自分にとってはいい経験になりました。この舞台にまた戻ってこられたらと思っています」

(翔)

表彰式

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(地元棋士が初代チャンピオンに! 船江恒平四段は公式戦初優勝)

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(プロ四段を次々と破って決勝戦に進出。健闘の奨励会員、宮本広志三段)

(翔)

加古川青流戦、初代優勝者は船江恒平四段

_167
第1期加古川青流戦決勝三番勝負第3局は、167手までで船江恒平四段の勝ちとなりました。終局時刻は16時37分。消費時間は両者1時間0分(持ち時間各1時間)。この結果、三番勝負を2勝1敗で制した船江四段が初代チャンピオンに決まりました。加古川市出身の地元棋士が見事に優勝です。

(翔)

150手目

_150
16時25分頃、手数は150手に達しました。村田四段は「逆転の可能性は0%から1%になりました。少しだけ嫌です」。依然としてそれほど、先手が優勢の局面と言えます。

320
(井上九段ら)

(翔)

16時10分頃の控え室

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(村田六段、村田女流二段)

313
(谷川九段、井上九段、稲葉五段)

(翔)

見守る師匠

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(船江四段の師匠、井上慶太九段が継ぎ盤を見守る。継ぎ盤の前に座るのは船江四段の弟弟子の稲葉陽五段)

_119
(▲7七銀を見た井上九段は「んー、まぁ、悪い手じゃないか」)

(翔)

宮本、1分将棋

_107
15時50分頃、宮本三段が先に持ち時間を使いきって1分将棋になりました。船江四段はまだ時間を残しています。村田四段の見解は先手優勢。

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(第3局開始前、駒を並べる宮本三段)

(翔)

宮本、英断の攻め

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「ここで△6七歩成は▲4四歩と根元の角を取られて続かないと思います」。村田四段はこのように解説しましたが、宮本三段はまさしくその順を選びました。

_104
控え室でも、一様に驚きの声があがりました。
上図以下、△6七歩成▲4四歩△6八と▲同金△6七歩と進んでいます。

(翔)