井田四段は再び得意の雁木に、服部四段は第2局の序盤に納得がいかなかったのか、再度の矢倉で挑みます。
(先後が決まり、対局開始を待つ両者)
(飛龍)
振り駒の結果は歩が2枚、無効駒3枚となり、第2局に続いて服部四段の先手になりました。
(対局開始時、両者一礼)
(再び先手になった服部慎一郎四段)
(後手を持つ井田明宏四段)
(後手は再び雁木を匂わせる出だしになった)
以上で第2局の中継を終了します。14時からの第3局の実施が決まり、先後は改めて振り駒で決定します。
(勝った服部四段は優勝に望みをつなぐ)
(途中はよかったという井田四段)
服部四段は56手目△6五歩や62手目△7四銀が手厚く、桂得できそうながらも形勢は追いつかないと見ており、123手目▲3六歩で自玉の寄せが難しいかもしれないと手応えを感じたとのことです。井田四段は全体的に自信があったものの粘られて寄せが分からなくなったと振り返りました。
加古川青流戦三番勝負第2局▲服部-△井田戦は153手までで、服部四段の勝ちとなりました。終局時間は12時11分で、消費時間は▲服部59分、△井田1時間ちょうど(チェスクロック使用)。服部四段が勝って対戦成績を1勝1敗とし、決着は第3局に持ち込まれました。第3局はこのあと14時から行われます。
(武蔵)
服部四段の着手が早くなってきました。形勢は先手よしと見られています。
(服部四段はどのように決めるか)
図の局面で井田四段は持ち時間を使いきり、1手60秒未満の着手となります。
(両者は上着を脱いで盤に向かう)
(その直前、船江六段と稲葉八段の大盤解説もヒートアップ)
服部四段は▲5五桂と包囲網を築き、▲3五歩と銀取りに打ちました。△3五同銀なら▲2五角が厳しく、西川六段は先手よしでもおかしくないと話しています。
実戦は△6七と▲7五銀と進みました。後手は駒が当たって忙しく、うまい寄せがあるでしょうか。
(服部四段は受けに定評がある)
(棋士のまち加古川ののぼり)
(加古川青流戦ののぼりもあった)
(中央分離帯の植え込みの間にも……)
(青流戦と棋士のまちは表裏一体だった)
(銀行の店舗のディスプレイにも将棋)
(方角を示す足元のタイルもおしゃれ)
(最初に登壇したのはこの2人。昨日からの船江六段と本日来訪の久保利明九段)
(続いて村田智穂女流二段登壇。相方は稲葉八段)
(さらに村田智弘七段と、右は日本将棋連盟専務理事の脇謙二九段に交代)