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2014年10月25日 (土)

前夜祭(2)

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(両対局者入場)

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【加古川市長・岡田康裕様の挨拶】

 加古川青流戦は将棋連盟の皆様に御理解と強い御支援をいただきまして、おかげさまで第4期を迎えることができました。第1期に加古川市出身でもあり、今ここにいらっしゃる船江恒平さんが優勝して下さったのを出発として、その後加古川青流戦で決勝戦を戦われた皆様方が、現在その勢いを持ってご活躍されている状況を嬉しく思います。
 加古川市は棋士のまちと目標とさせていただいておりますが、ただプロの棋士が多いといういうだけでなく、強い棋士の方がどんどん多くこの加古川から育って勝ち上がっていかれると、そういう裾野が広がっていく方向へとしていかなければと思っている次第です。
 いつもこの前夜祭は硬い雰囲気になるのですが、今日は子供さんも来てくださって、非常に和やかな雰囲気になっております。奨励会の先生方が加古川市内で、子供向けの指導を行ってくださったり、初心者向けに教え始めていただいたりと、本当に加古川市にとってありがたい着手を行っていただいるところです。
 明日はいよいよ第2局で最終日を迎えます。加古川青流戦史に残るような名勝負になりますことを心より祈念いたします。

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【日本将棋連盟会長・谷川浩司九段の挨拶】

 第4期の加古川青流戦の前夜祭にお越しいただきましてありがとうございます。いつもこの会は賑やかになるんですけど、今日は女性ファンが多いようで、若くて人気のあるお二人で応援に来られたのかなと思っています。またハッピ姿の子供さんも多く見受けられ、先ほどから料理に目を向けることがあるようですが、もうちょっと我慢してくださいね(笑)。
 青流戦は第4期を迎えまして、今回は藤森四段と石田四段の対戦となりました。藤森四段は棋士になって3年が経ち、新人王戦で2度決勝に進まれるなどの活躍をされています。石田四段は2年が経ち、この間はハワイでの竜王戦で記録係として来られていましたが、今回は対局者としての登場となります。
 加古川青流戦では優勝者が五段、六段へと昇段しており、是非両対局者にはこれに続いてもらえればと思う次第です。もちろん勝負ですからどちらかが勝ち、どちらかが負けるわけですけれども、こういう大きな舞台で戦うことが、今後の大きな経験と財産になると思います。どちらが優勝するか分かりませんが、二人にとって今日、そして明日の青流戦で、大きく成長したと言える大会になってほしいと思います。

(挨拶文書き起こし:潤記者、撮影:夏芽)