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図は13時45分頃の局面。駆け引きのある序盤戦から、局面は角が向かい合う形の矢倉に進んでいます。千田四段は、力戦形を得意とするタイプとのことですが、本局は前例も多い形。「千田くん、こんな普通の将棋も指すの? 」と、立会人の井上九段が驚いています。
井上九段は大盤解説のトップバッターとして登場した。
相手を務めるのは神吉宏充七段。
(八雲)
加古川市の樽本庄一市長による振り駒。佐々木四段の振り歩先で「と金」が3枚となり、千田四段の先手に決まった。
深々と一礼がかわされて対局開始。
佐々木四段が先に入室。
数分して千田四段が入室した。
先手番に決まった千田四段の初手は▲7六歩。
佐々木四段は△3四歩と応じた。
千田四段が3手目に角道を止めて、その後矢倉模様に進んでいる。(八雲)
検分に続いて、対局者による揮毫が行われました。
記念撮影に引き続き検分が行われました。
両者ともに初めての検分で勝手がわからない。「えっと、駒は全部出すんですか?」(佐々木四段)「いやいや、数枚だけで」(井上九段)
検分は特に問題なく、15分ほどで終了しました。引き続き対局者による揮毫が行われます。
使用される駒は「静山作・菱湖書」。(八雲)
両対局者は10時40分頃に「加古川市立青少年女性センター」に到着。早速記念撮影が行われた。左から立会人の井上慶太九段、佐々木勇気四段、千田翔太四段、記録係の冨田誠也三段。
ガッチリ握手が交わされた。
佐々木勇気四段(意気込みを聞かれて)「いつもとは違う環境の中で、緊張せずに集中して普段通りに戦いたいです」
千田翔太四段「加古川青流戦は3回目ですが、東西対決は初めてなので、それにふさわしい将棋を指せればと思っています」(八雲)
若手棋士の登竜門、第3期加古川青流戦は決勝三番勝負を迎えました。戦いに臨むのは、佐々木勇気四段と、今年4月にプロ入りした千田翔太四段。両者は19歳の同い年。たいへんフレッシュな顔合わせとなりました。両者の過去の対戦はなく、初手合いとなっています。対局は26日(土)13時から第1局、27日(日)10時から第2局が行われ、1勝1敗となった場合は同日14時から第3局が行われます。本局の立会人は井上慶太九段が務めます。対局会場は「加古川市立青少年女性センター」(兵庫県加古川市)です。
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