前夜祭、開幕
18時30分、「加古川プラザホテル」2階で前夜祭が始まった。
■主催者あいさつ 加古川市
樽本庄一市長
「第2期の加古川青流戦は永瀬拓矢五段と伊藤真吾四段の決勝戦になりました。本日第1局が行われましたが、勝敗は別としておふたりとも明日は頑張っていただきたいと思います。ご存じの通り、加古川は棋士のまちを標榜しております。そしてこの加古川青流戦は私どもが日本将棋連盟そして神戸新聞社にお願いし、また市内の企業の協賛を得て公式棋戦として開催させており、2回目となったところであります。将棋界を背負うと言われている四段の方々全員と三段の上位の方々、また女流棋士・アマチュア総勢44名が参加し5月に開幕しました。その結果、このおふたりが今日その座を争うということになりました。明日もありますので今日ご参加の皆様にも大盤解説会に足をお運びいただきたいと思います。今日の大盤解説会で船江君がこのふたりのどちらがファンが多いかということを言っていました。どちらも同じくらいの拍手がわきました。どちらも明日は頑張っていただきたいと思います。今日ここにはたくさんのプロ棋士も来られていますので、将棋の話、楽しい話をして前夜祭を盛り上げていただきたいと思います」
■主催者あいさつ 日本将棋連盟
常務理事 東和男七段
「昨年は船江-里見戦から始まり、船江-宮本戦の決勝となり、船江・当時四段の優勝でまさしく加古川のための棋戦でした。今回は関東同士の決勝戦で残念に思っている方もいるかもしれませんが、永瀬五段は新人王戦でも決勝に進出しており、将来を嘱望される棋士で、今日の第1局の勝利で今年度の勝率が8割になりました。伊藤四段は奨励会に14年いて、普通なら『苦節14年』と言われるところですが、ご覧の通りさわやかで苦労を感じさせません。今日も講師を務めているレディースセミナーの生徒さんが数人、東京から応援に来られているそうで、そういうところにも素晴らしい人柄が表れています。また今期の加古川青流戦では30歳以上の出場者は3人で、伊藤四段はその世代の代表とも言えます」
(加古川市のキャラクター、ウェルピーが花束贈呈にやってきた)
(伊藤四段にはかっつんから花束が渡された。加古川の名物、かつめしのイメージキャラクターだ)
(書き起こし=翔、写真=文)