第11期三番勝負

2021年9月25日 (土)

開始15分、戦型は相掛かりに

Seiryu202109250101_30図は開始15分ほどの局面。相掛かりから先手が7筋の歩を飛車で取る展開になりました。

Taikyokushitsu04(駒を並べ終え、対局開始を待つ両者)

(飛龍)

第1局対局開始

服部四段の振り歩先で、振り駒の結果はと金が3枚。井田四段の先手に決まりました。

Ida01 (先手は井田明宏四段)

Hattori01 (後手になった服部慎一郎四段)

Taikyokushitsu01 (駒を並べる両者)

Taikyokushitsu03(定刻になり、対局開始。両者は深々と一礼を交わす)

(飛龍)

揮毫

検分後、両者は色紙と衝立に揮毫しました。

Kigou1 (並んで揮毫に臨む)

Kigou2(服部四段の筆運びは将棋の指し手同様に思い切りがよい)

Kigou3 (ギュッと落款を押す)

Kigou4 (衝立に揮毫する井田四段。対照的に慎重に書いていた)

Kigou5 (完成品。手前の各棋士の色紙は事前に揮毫されたもの)

Kigou6(衝立には立会人の西川六段の署名も入った)

(飛龍)

検分

対局室に入り、検分が行われました。

Kenbun01 (先に持ち物検査を終えた服部四段が入室)

Kenbun02 (井田四段が続く)

Kenbun03 (上座に就いた服部四段)

Kenbun05 (あとから四段になった井田四段が下座となる)

Kenbun07 (駒の感触を確かめ、盤駒については問題なかった)

Kenbun08 (対局室の明るさや外の様子も確かめる。こちらも問題なし)

Kenbun10(冷房をもう少し利かすことを確認して検分終了。一礼を交わす)

(飛龍)

境内散策

両対局者は記念撮影のあと、境内を見て歩きながら対局場の浄心院に向かいました。

Keidai01 (境内の建物について説明を受ける)

Keidai02 (法華一石一寺塔と、ふりきる門)

指示書に従った行為を順にこなすことで、願いのかなうというパワースポット。 Keidai03(門をくぐる服部四段。左回りに裏側に回っていく)

Keidai04 (パワーストーンのふりきり石。インドの陀羅尼が彫ってある)

Keidai05 (井田四段は念入りに回していた)

Keidai06(長身の井田四段はかなりかがまないと通れない)

記念撮影

両者は鶴林寺に到着後、国宝の本堂の前で記念撮影に臨みました。

Kinen1(マスクをつけ、一定の距離を取って)

Hondo1(本堂全景)

(飛龍)

大盤解説会情報

3局とも(第2局で決着の場合は2局のみ)対局開始時刻から大盤解説会を行います。

第1局 9月25日(土) 14時~
第2局 9月26日(日) 10時~
第3局 9月26日(日) 14時~ (第2局で決着しない場合のみ実施)

会場:加古川市立青少年女性センター(4階大会議室) ※対局の行われる鶴林寺ではありませんので、ご注意ください。
アクセス:JR加古川駅から徒歩20分、またはJR加古川駅南側バス停3番乗り場よりかこバスで7分、「市役所前」下車
定員:100名
参加料:無料

最新情報につきましては、当日ご来場前に加古川市ウェルネス協会のホームページでご確認ください。

(飛龍)

第11期加古川青流戦決勝三番勝負開幕

おはようございます。2年ぶりに開催された加古川青流戦(加古川市公益財団法人加古川市ウェルネス協会公益社団法人日本将棋連盟主催、神戸新聞社BAN-BANネットワークス共催)は、いよいよ第11期決勝三番勝負を迎えます。昨年に四段昇段を果たした服部慎一郎四段(22歳、中田章道七段門下)と、今年四段昇段したばかりの井田明宏四段(24歳、小林健二九段門下)というフレッシュな顔合わせになりました。対局場は兵庫県加古川市の「刀田山 鶴林寺」の浄心院です。立会人は西川和宏六段、記録係は上野裕寿三段(井上慶太九段門下)がそれぞれ務めます。対局開始予定時刻は以下のとおり。持ち時間は各1時間(チェスクロック使用)、使いきると1手60秒未満の着手となります。

Top(左:服部慎一郎四段、右:井田明宏四段)

棋譜・コメント入力は武蔵、ブログは飛龍が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

(飛龍)