2023年11月 5日 (日)

先手勝勢

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7七に歩が入っていますが、藤本四段はかまわず▲5七香と打ちました。△7八歩成には▲5五香が詰めろで勝ちと見ているようです。長岡六段は先手勝勢と見ています。藤本四段の加古川青流戦史上最年少優勝が近づいています。

(翔)

端の攻防

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端の攻防が続いています。図の▲9八歩は、8八の駒が金であるのを生かした受け重視の手。

吉池三段は△9七歩とこじ開けていきます。

立会人の長岡六段は「後手は歩が減っているのが気になりますね。歩がないと将来的に△5二歩と打てなくなったり、▲8六香の飛車取りが受けにくくなったりします。ちょっと後手の攻めが息切れしかかっている気がします」と話しています。

(翔)

藤本四段、角を切る

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△7四香と打った局面、▲8六角は△8五歩なら▲5三角成と角を切って後手の飛車先が重くなりますが、△7六香が嫌味だったようです。

本譜は単に▲5三角成と切り、△同金に▲5五香と角道を止めました。

長岡六段は「ずっと藤本四段がやや指せると思っていたのですが、後手玉がまだ堅いので大変な気がしてきました」と話しています。

(翔)

両者一分将棋に

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▲9五歩から藤本四段は一分将棋に入りました。吉池三段も次の手を考慮中に一分将棋に入っています。

(翔)

先手が受けに回る

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図は△6五歩の銀取りに▲7七銀と引いた局面。香得の先手がやや指せるとは見られていますが、受けに回っているので、後手が一気に穴熊を攻略する展開になることも考えられます。

ここから吉池三段は△9五歩と端を攻めていきました。

(翔)

鶴林寺境内

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(国宝の本堂)

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(太子堂。こちらも国宝)

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(絵馬が奉納されていた)

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(本堂の鬼瓦)

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(今日の加古川市内は雲一つないいい天気)

(翔)

歩得の先手

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図は藤本四段が4七にいた銀を5八に引いて、4五歩を取られないようにした局面です。少し前に吉池三段が4筋の歩を突き捨てているため、先手が1歩得になっています。

立会人の長岡六段は「このまま後手がじっとしていると歩得の先手がよくなります。例えば▲4九飛~▲2六角となれば金2枚を狙う形になります。それから▲4三歩成まで進めば先手が勝ちますよね。そうならないために、後手はそろそろ動いていきそうです」と話しています。

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(対局開始前、席に着いた藤本渚四段)

(翔)

許すか、許さないか

2023110545

図は▲9九玉と引いた局面。▲9九玉に代えて▲3五歩△同歩▲同飛には△3一飛と回って、△4五歩▲同歩△6五桂(▲同歩は△7七角成~△3五飛と飛車を取られる)の筋があります。

「さて、許すか、許さないかですよ」と立会人の長岡裕也六段。先手が▲8八金~▲7八金右まで組めると上記の△3一飛の筋がなくなるので▲3五歩と突きやすくなります。それを許さないと△6五歩や△1五歩と動くか、△7二玉など手待ちするか、分岐点になっています。

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(控室に用意されたモニターには、大盤解説会に羽生善治九段と榊菜吟女流2級が登壇する様子が映っている。控室からは「榊さん、がんばれ」と声援が送られる)

(翔)

加古川観光協会(2)

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井上九段「加古川パスタ、おいしいですよ」

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(地域の施設案内、観光案内が多く用意されている。「棋士のまち加古川」のパンフレットもある)

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(涼宮ハルヒシリーズなどで活躍するイラストレーター、いとうのいぢさんのイラストが展示されている)

(翔)

加古川観光協会(1)

コロナ前に加古川青流戦の前夜祭が開かれていた、加古川プラザホテルの1階に移転した加古川観光協会を訪問しました。加古川土産の購入もできます。

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(井上慶太九段らとともに)

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(加古川観光大使のサイン色紙が飾られている)

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(久保利明九段、井上慶太九段)

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井上九段「アキラはいつの写真や」

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(稲葉陽八段)

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(船江恒平六段)

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(横山友紀四段)

(翔)