終局直後インタビュー
(優勝した小窪碧四段)
―― 序盤戦について。
小窪 本局も急戦か持久戦か読めてはいませんでしたが、本譜の形も認識はありました。ただ、▲2六銀に△4三金寄(46手目)で研究が途切れてしまい、そこからはずっとよく分からない展開でした。
―― 71手目▲3四歩あたりの形勢判断は。
小窪 感触は指せているかなと思ったのですが、具体的な寄せは見えておらず、本譜では逃しているような気もしました。途中で時間を使い過ぎてしまい、分からないまま進めていました。
―― 持ち時間に差がある状態での最終盤だった。
小窪 ずっと分からない変化で、最後もギリギリの展開でした。
―― 今日の一局について。
小窪 本命ではない変化ではありましたが、崩れていなかったかなと思いつつ、研究で一歩リードを取られてしまった一局でした。
―― いまの素直な感想は。
小窪 なんとか勝ててホッとしています。強い方がたくさんそろっている中で優勝することができてとてもうれしいです。
―― 振り飛車党のファンに向けて見せられた部分は。
小窪 振り飛車が不利といわれる時代ですが、まだ戦えるというところを示していけたらと思っています。
―― この喜びを一番に伝えたい方は。
小窪 ずっと支えてくれた家族に、報告したいなと思います。
(鳥巣友希三段は持ち味の粘りを発揮するも、悔しい結果に終わった)
―― 時間をしっかり残して終盤戦に入った。
鳥巣 序盤はどうなっているかよく分からなかったのですが、▲4四角(87手目)に△6四玉なら、まだ難しかったのかなと思います。2局目は粘るというより、△6三玉が1手パスのようになってしまい、粘りを欠いたのかなと思います。
―― 三番勝負を戦った感想は。
鳥巣 悔しい思いはありますが、三段で経験できることではなかなかないので、すごくいい経験になりました。
―― 過去に決勝三番勝負に進出した奨励会員の方は、全員四段昇段を果たした。今後の三段リーグや将棋人生にどのように生かすか。
鳥巣 敗れてしまいましたが、年齢制限もありますし、これを機にいっそう取り組んでいきたいです。
(武蔵)
