交流レセプション(4)
続いて両対局者による挨拶が行われました。まずは井出四段から。
(井出四段の挨拶)
初めまして、日本将棋連盟の井出です。「初めまして」というのは私の場合、適切かどうか分からないのですが(笑)、よろしくお願いします。私は去年もこの舞台で将棋を指すことができて、「本当に幸せだなあ」と思ったのですが、今年も準々決勝の相手が大変注目される藤井(聡太)四段との対局でした。そのときもこの棋戦のおかげで「指すだけで一生の記念になるかな」と思ったのですが、結果も幸いして。もう一度この地で決勝戦を戦えるということで、本当に加古川青流戦には深く感謝を申し上げます。
加古川の地に来るのは昨年以来なのですが、今日食べた「かつめし」もそれ以来で、本当においしかったのです。昨年は確か、レセプションの前日の夕飯にひとりで「オムかつめし」を食べました。今年はデミグラスソースがかかった普通の「かつめし」を今日いただいて、その結果、1局目の結果が幸いして。2局目以降も頑張ろうと思います。個人的には、加古川青流戦は三段のときは1回も勝てず、苦しい思い出のほうが多かったのですが、棋士になってから好結果が残って、急に相性のいい棋戦になりました。2連覇のチャンスはもう二度とないと思うので、明日以降も精一杯、自分らしい将棋を指せたらなと思います。本日は皆さん、ご清聴ありがとうございました。
(潤)