対局開始1時間が経過しました。互いに駒組みが完成し、少しずつ開戦に向かっています。
図は37手目▲2六銀と上がった局面。もし、この右銀が3六へ上がれば第3期加古川青流戦決勝三番勝負第1局▲千田翔太四段-△佐々木勇気四段戦(段位は当時)と合流するところでした(参考1図) 。銀の位置の違いは、このあとどう影響するでしょうか。
また稲葉アマは、昨年7月の朝日杯将棋オープン戦(一次予選)で、畠山鎮七段と対戦したとき、後手の立場で同じ形を指しており、その将棋は、本譜▲2六銀に代えて▲1五歩△8四銀(参考2図)の進行でした。
(夏芽)