交流レセプション(2)
【主催者挨拶】
◆加古川市長・岡田康裕様の挨拶◆
「将棋のますますの振興を願っている加古川市としましては、本当にどちらの方にも優勝していただきたい、というのが本音ですけれども、明日は、歴史の残るような対局を期待したいと思います。加古川青流戦も『若手の登竜門』と位置づけしていただいて、第1期を制された船江恒平さんも、ここをステップに大活躍されておられます。そういう意味でも、加古川青流戦は皆様のお支えいただいて、私たちも深く尽力してまいりたいと思います。最後になりましたけれども、今日お集まりいただいた皆様の、ますますのご活躍を祈念いたしまして、一言の挨拶に代えさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いします」
◆日本将棋連盟会長・谷川浩司九段の挨拶◆
「まず第5期加古川青流戦交流レセプションにお越しいただき、厚く御礼申し上げます。加古川青流戦も早いもので5年が経ちました。その中で第1期は地元の船江・当時四段が優勝したり、また奨励会員の活躍があったりしましたが、この第5期は全国的に注目される決勝戦になりました。プロ棋士は現在、現役棋士が170名ほどいるわけですけれども、大半の棋士が将棋会館だけで対局して、なかなかタイトル戦や、決勝戦の舞台に立てずに終わるケースが多いので、その中で、増田四段はプロ棋士になって1年で、稲葉さんの方はアマチュアの立場で、こういう舞台に立つことができるというのは、プロ棋士の立場から見ても羨ましい二人なのではないかと思います。今日、明日の対局は感謝の気持ちを持って指していただきたいと思います。今日の第1局は増田四段の勝ちでしたけども、途中は稲葉さんの方にもチャンスがあったようですし、大熱戦だったと思います。明日は午前で決着が着くのか、午後にもつれ込むのか分かりませんが、是非多くの方にご注目いただきたいと思います。最後に加古川青流戦開催にあたりまして、ご尽力いただきました皆様に、厚く御礼申し上げて挨拶に代えさせていただきます」
【花束・記念品贈呈】
(増田四段には加古川市のシンボルキャラクター「ウェルピー」から手渡された)
(夏芽)