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2012年10月28日 (日)

桂を足がかりに

_47_2慎重な時間の使い合いから一転、駒を取り合ってぱたぱたと指し手が進んだ。後手は△5五角成で馬を作り好調に見えるが、先手の▲4六角(図)も狙いを秘めた切り返し。飛車、桂と連係しての重い一発を振りかぶっている。五段目に跳ね出した桂が大きな足がかりだ。一方の後手は飛車先がひとつで止まっていて、飛車の働きがいまひとつ(先手の速攻はこれを狙ったものでもあるのだが)。今は先手の狙いを消しつつ、どこで反撃に出るかを考えていくことになりそうだ。
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(表彰状の用意が進んでいた。名前の欄は当然空いたまま。今日この表彰状を持って帰るのはどちらか)

(文)