交流レセプション(2)
続いて、日本将棋連盟専務理事・脇謙二八段が挨拶を行った。
「今期の加古川青流戦は、久しぶりに関西所属同士の決勝戦になりました。池永四段は、私の奨励会幹事時代に入会した、いわば私の教え子になりまして、実力はあるのになかなかプロになれず苦労していたのですが、無事にプロになってからは順当に勝ち進んでいるようです。一方、服部三段は私が幹事を辞めてから入ってきた非常に若い、これからを期待されている三段で、この加古川青流戦の活躍をきっかけに、秋からのリーグでは是非プロになってほしいと思います。第1局はすごく激しい戦いになりましたが、池永四段が千日手指し直しの末に先輩の貫録を示しました。ただ、三番勝負ですので明日の第2局の結果次第では、まだまだ勝負はどう転ぶか分かりません。ふたりとも、この晴れ舞台を経験することによって大きく成長してほしいですし、関西の新しい活力になってほしいと思います」
次に、両対局者と立会人、記録係が壇上に上った。
(書き起こし:夏芽記者)
(潤)