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2014年6月

2014年6月25日 (水)

昼食休憩

Photo_31

図の局面で高橋九段が14分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲高橋1時間3分、△内藤47分。昼食時の注文は内藤九段が天ぷらそば。高橋九段がサービスランチの豚ロース肉しょうが焼き。対局は13時から再開されます。

持久戦へ

Photo_28 図は11時40分頃の局面。内藤九段が引き角での戦いを選んだことにより、本局は持久戦調の戦いとなりました。

Photo_29(対局開始直後。盤側から)

宮本四段と矢倉

11時20分頃、棋士室では宮本広志四段が棋譜並べをしていました。宮本四段は振り飛車党ですが、本局で指されている矢倉の経験についてたずねました。

Photo_24(宮本四段)

--矢倉の経験は

宮本 子供の頃は父から矢倉をやるように教えられ、少し指していました。でもいつの間にかやめてましたね。嫌いになったんだと思います(笑)。その後はずっと振り飛車ですね。

Photo_25(嫌いになったと言ったあと、何故か自分でうける)

--全く指さないのですか

宮本 三段リーグの頃は指していました。ただ本局のような急戦矢倉は指さないです。先手番で▲7六歩△3四歩▲6六歩からの矢倉。また後手番で嘘矢倉をほんの少し。だから本局のような急戦は全く指した機会がないですね。これから矢倉を指す機会があるかどうかはまだ分からないです。

Photo_26(本局の映るモニターに目をやる)

Photo_27(その後棋士室に仲の良い都成竜馬三段が来訪。早速盤を囲んで雑談)

11時15分頃の局面

Photo_20 図は11時15分頃の局面。早々と四段目に右銀を繰り出していった内藤九段ですが、すぐに戦いには向かわず駒組みを進め、このあともまだまだ囲う可能性も見せながら戦機をうかがっています。

Photo_23(朝の内藤九段)

対局開始

Photo_14(振り駒をする記録係の大橋貴洸三段。結果はと金が4枚だった)

Photo_18(対局開始となり、両者一礼をかわす)

Photo_15(初手▲7六歩を指す高橋九段)

Photo_16(4手目△3四歩を指す内藤九段)

Photo_19(開始から1分ほどで4手目まで進んだ)

対局開始前(2)

Photo_11(9時30分頃の御上段の間。両対局者の姿はまだなかった)

Photo_12(こちらは下段の間。下段の間では本日は午前と午後に1局ずつ他棋戦が行われる)

Photo_13(本日の棋譜用紙。まだ先後は空欄だった)

10時30分頃の局面

Photo_9 図は10時30分頃の局面。20手目までですが、内藤九段が素早い動きで右銀を繰り出したのに対し、高橋九段はがっちりと矢倉を作って対抗しており、ここまでは軽快な棋風の内藤九段と重厚な棋風の高橋九段という棋風通りの進行を見せています。

Photo_10(朝、気を整える高橋九段)

対局開始前(1)

Photo_2(高橋道雄九段)

Photo_4(内藤國雄九段)

Photo_5(お茶を飲み、内藤九段の到着を待つ)

Photo_7(9時57分頃対局室に入室した内藤九段。すぐに駒が並べられ始めた)

Photo_8(対局開始前)

内藤九段が注文

Photo 高橋九段の先手で10時に開始された本局。矢倉戦を匂わせる出だしでしたが、内藤九段が△7四歩~△7三銀(図)と早々と右銀を繰り出し注文を付けました。

2014年6月24日 (火)

1回戦第2局 内藤國雄九段ー高橋道雄九段

第22回富士通杯達人戦(非公式戦)は6月25日(水)に、1回戦第2局、内藤國雄九段高橋道雄九段戦が行われます。両者の公式戦での対戦成績は高橋九段16勝、内藤九段8勝。達人戦ではこれまで3度対戦があり、いずれも高橋九段が制しています。

対局は関西将棋会館にて10時開始。持ち時間は各3時間、先後は振り駒で決定します。なお勝者は準決勝に進出し、羽生善治名人と対戦します。

Photo_13

Photo_14

(内藤國雄九段)           (高橋道雄九段)

中継は棋譜・コメントを夏芽記者が、ブログを潤が担当いたします。
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