第21回決勝戦

2013年9月 7日 (土)

握手会、記念撮影

Img_9352 (お楽しみ抽選会)

Img_9360_2 (握手会)

Img_9367 (テレビ局のインタビューを受ける谷川九段)

Img_9373 (記念撮影)

表彰式

Img_9321 (青野理事から表彰状が送られた。発行者は日本将棋連盟会長「谷川浩司」。受け取るのも「谷川浩司」だ)

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Img_9343 ■谷川九段優勝インタビュー
「半月ほど前に達人戦の賞状に署名をいたしまして、自分の署名した賞状を自分でもらいたいといつか思っていたんですが、それがこんなに早く実現するとは思ってもみませんでした。
最初の頃は40台前半で自分がいちばん年下だった。羽生三冠、森内俊之名人が出てきて年々厳しくなる。今日はタイトルホルダーといい内容の将棋が指せて自信につながった。
高橋九段が解説されていたんですが、羽生さんには前回勝ったのがいつかというくらい負けが続いていて、今日も勝てるイメージはなかったんですが、気持ちよく攻めて、それで散ったらしょうがないと思っていました」

――ノートパソコンFMVが送られて
「優勝は久しぶりで、あちらこちらから狙われている気がするので、いろいろ考えたいと思います」

――会長になって
「研究する時間は少なくなってきましたが、タイトル戦などで見る機会は増えています。直接研究はできなくても将棋に触れる時間は変わらないかなと」

――今後の抱負
「達人戦はベテランに夢を与える棋戦。私が公務を務めるうえでも大きなモチベーションになっているので、来年以降もぜひご指名いただきたいと思います」

感想戦

Img_9306 (終局後、感想戦が行われている)

Img_9304谷川九段「ほんとんどの人がこういう結果を予想していなかったかと思いますが、たまにはいいこともあるということで」Img_9308

谷川九段が通算5回目の優勝

9999手まで、谷川九段が勝ちました。終局時刻は14時40分。
谷川九段は歴代最多となる通算5回目の優勝を果たしています。

Img_9295 (終局直後の様子)

徹底抗戦

20130907mo1422 14時22分頃の局面。後手の羽生三冠が自陣に金銀を埋めて守れば、先手の谷川九段も馬を引き付けて「両者徹底抗戦」の構えを見せています。

Img_9291高橋九段「達人同士の勝負は簡単には決まりませんね」

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Img_9293 (両者前傾姿勢が強くなってきた。図から数手進んで残り時間はともに1分)

羽生危うし?

5114時10分過ぎ、谷川九段が銀捨ての強手から猛攻に出ました。
「(谷川九段の)好きそうな手ですよね。これは羽生危うしか、しかしこういうところで凄い手をひねりだしますからね」と解説の高橋九段。

Img_9278 ("危うし"と解説された羽生三冠だが……)

Img_9284 (両者持ち時間を使い果たし、考慮時間も谷川九段3分、羽生三冠4分に)

谷川前進流

20130907mo1400 (39手目、谷川九段の銀がぐいぐいと出て「前進流」の面目躍如の攻勢に出た)

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対局開始 戦型は角交換振り飛車

Img_9263 (谷川九段は初手▲7六歩)

Img_9266 (羽生三冠は△3四歩と応じた)

Img_9270 (大盤解説もすぐに開始)

6戦型は後手羽生三冠が四間飛車から角交換しています。

対局準備

Img_9230 (振り駒の結果は「と金」が3枚で谷川九段の先手に決まった)

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Img_9259 (準備が整って、13時21分に対局開始)

対局者入場

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Img_9202■羽生善治三冠
「決勝戦ということでもありますし、皆さまの前で対局するということで、がんばりたいと思います。達人戦は20年前に始まったのですが、そのときはこうして谷川先生と対局する姿は想像できなかったですね。素晴らしい環境で対局できることをうれしく思います」

Img_9213■谷川浩司九段
「本局の主催をしていただきます週刊朝日さま、協賛していただいております富士通さまに感謝申し上げます。(会長としてのコメントですね? と問われ)これをやらないと落ち着かないもので……。羽生さんとは150局以上対局してまして、最近対局する機会が少なくなってしまったのはこちらの責任なんですが。こういう大きな舞台で戦えるのは幸せです」