14時頃の局面、両対局者とも秒読みに入った。1回戦▲森-△羽生戦と似た進行で序盤は推移した。解説者を意識したのだろうか。
【1回戦 ▲森-△羽生戦】
中盤の勝負所の両対局者。
佐藤九段は頬を膨らませて読みを入れている。
(吟)
初出場初優勝を狙う羽生二冠。作戦を問われ「もうすぐ分かりますから」と応じ、会場の笑いを誘った。
前回優勝の佐藤九段は連覇を狙う。「ゲンは特に担いでいませんが、神頼みはしました(笑)」とこちらも会場の笑いを誘った。
両対局者が席に着き駒が並べ始められた。
米長邦雄日本将棋連盟会長による挨拶。
主催の『週刊朝日』河畠大四編集長による挨拶。
森九段と上田女王が対局のみどころや両対局者の人柄を語る。
記録係の黒沢三段が羽生二冠の振り歩先で振り駒を行う。振り駒の結果、佐藤九段の先手に決まった。
初手▲7六歩を着手する佐藤九段。
第1回からの達人戦の戦績なども振り返ることが出来る。
決勝戦のみどころも掲載されており、厚手の紙でしっかりとした作りになっている。
両対局者の書籍や扇子を中心に12階ロビーでは東京・将棋会館1階より出張販売が行われている。
大盤解説聞き手を務める上田女王の扇子も販売されていた。
第19回富士通杯達人戦(非公式戦。主催・週刊朝日 協賛・富士通)は決勝戦。羽生善治二冠-佐藤康光九段戦は13時より開会式が行われ、対局が開始される。
「朝日ホールマリオン」対局が行われる12階から見た街並み。
大盤解説の森九段と聞き手・上田女王のリハーサル風景。