▲2九飛に桐山九段が3分使って12時10分となり昼食休憩。昼食休憩までの消費時間は▲森九段32分、△桐山九段1時間15分。対局は13時から再開される。桐山九段の昼食の注文は親子丼(ほそ島や)、森九段の注文はなかった。
(ほそ島やの親子丼)
「将棋会館」から徒歩2~3分。左側に「ほそ島や」の看板が見える。
昨日の雨から一転、気持ちよく晴れ上がった東京。
颯爽と自転車で「将棋会館」へ。「花見でもしようかと思ってね(笑)」と片上大輔六段。さっそく控室を訪れ達人の戦いを見つめる。
『終盤の魔術師』の異名を持つ森九段、冴え渡る終盤術が見られるか?『いぶし銀』の異名を持つ桐山九段。渋い指しまわしで魔術を封じることが出来るか。
▲8六銀と森九段が力強く銀を出た局面。自玉が薄くなってしまうが7筋の位を取りにいく構想か。森九段らしい腕力ある一着だ。
桐山九段が袖飛車から向かい飛車に。対する森九段は矢倉穴熊。7筋の歩が切れているのがポイントで、どちらが手持ちの歩を効果的に使っていくか。
駒を並べ終え気息を整える森九段。
注目の開幕局、関係者の方々が見守る。
ベテランの両対局者、駒を並べる姿にも貫禄を感じる。
記録係の知花賢二段(所司和晴七段門下・25歳)が桐山九段の振り歩先で振り駒を行い、と金が4枚出て森九段の先手に決まった。
開始の礼から一呼吸おいて初手▲2六歩を着手する森九段。
2手目△3四歩と応じる桐山九段。
森九段の3手目は▲7六歩。
△4四歩と角筋を止める桐山九段。振り飛車だろうか。森九段は▲2五歩と飛車先を決める。