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9時50分頃、両者揃って対局準備が開始されました。青野九段は和服で登場です。
森内俊之名人
青野照市九段はスペアの眼鏡を磨いて対局開始に備えています。
振り駒の結果は「と金」が4枚で青野九段の先手に決まりました。
第20回富士通杯達人戦(非公式戦)は1回戦が進行中です。4月19日(木)は森内俊之名人-青野照市九段戦をお送りいたします。対局は東京・将棋会館にて10時開始です。
(9時過ぎの千駄ヶ谷上空は曇り空)
本局は棋譜・コメントを銀杏記者、ブログを八雲が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
終局時刻は16時31分。消費時間は▲森九段1時間48分、△桐山九段2時間54分。1回戦第2局、森内俊之名人-青野照市九段戦は4月19日に行われます。ぜひお楽しみに。本日はご観戦ありがとうございました。
「▲4五同桂が敗着だね。▲同桂はひどかったね。いくらなんでも……」と森九段。
▲4五同桂で▲4二馬△4六歩▲3二馬(変化図)も検討され「攻め合いもあるじゃない」と森九段。「悪いね」と一言漏らす桐山九段。
終局直後の対局室。
2回戦へ駒を進めた桐山九段。
図の局面で森けい九段が投了を告げた。桐山九段は苦しい将棋を勝負手で盛り返し、最後は穴熊を切り崩して勝利した。勝った桐山九段は2回戦へ進出。
△6八金からの露骨な攻めで控室では後手が優勢といわれている。
▲4二歩の飛車取りにかまわず△6七歩成▲8七金に△7六歩。後手は勝負勝負と先手玉に迫っていく。先手が優勢と言われていたが、形勢不明の熱戦になった。勝負手連発、桐山九段が凄まじい追い込みで逆転ムードを作りあげた。
図は▲5三歩成と先手がと金を作った局面。△5七歩と垂らして後手もと金作りを目指すのだろうか。
白熱の中盤戦、桐山九段は前傾姿勢で読みふけっている。
(館内カメラより)