準決勝の▲高橋道雄九段-△佐藤康光九段戦は、116手で佐藤九段の勝ちとなりました。
終局時刻は17時33分。消費時間は▲高橋2時間53分、△佐藤2時間54分(持ち時間は各3時間)。
勝った佐藤九段は決勝進出。2連覇をかけて羽生善治二冠と対戦します。
決勝戦は9月3日、東京・有楽町「朝日ホール(マリオン)」で行われます。
大さばきから佐藤(康)九段の猛攻が続いています。先手は2枚の角で後手玉を狙っていますが、後手の攻めのほうが強烈。この攻めをしのぐのは難しそうです。
(八雲)
図は後手の佐藤(康)九段が△2四歩と突いたところ。▲同歩は△2五歩で飛車の逃げ場所がなく、▲同銀は△4六飛で後手の飛車だけがさばけます。手駒の一歩を温存したままの絶妙な手作りで、先手がピンチを迎えているようです。
(八雲)