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2011年6月

2011年6月30日 (木)

感想戦写真

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(羽生二冠。翌日は第82期棋聖戦第3局の移動日)
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(くちびるをかむ青野九段)
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(中盤戦を中心に40分程度行われた)
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(感想戦は17時45分ごろに終了した)
本局の中継はこれで終了いたします。
本日はご観戦いただき誠にありがとうございました。

(銀杏)

終局直後の様子

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(観戦記者に解説する羽生二冠)
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(羽生二冠は初出場で決勝に進出した)
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(敗れた青野九段は第16回以来の決勝進出はならなかった)
(銀杏)

羽生二冠勝利、決勝進出

Tatsujin20110630_93 第19回達人戦準決勝▲羽生善治二冠-△青野照市九段戦は17時3分、93手で羽生二冠の勝ちとなりました。消費時間は▲羽生2時間45分、△青野2時間38分。羽生二冠が初出場で決勝進出を果たしました。(銀杏)

強手!

Tatsujin20110630_86 せめぎ合いが続いていますが、図の86手目△6三金に羽生二冠は▲6五馬!の強手を放ちました。△同玉に▲4四歩が関連した指し手で、△同金なら▲6六金直(参考図)から駒を押し上げていって、後手の入玉を阻止できます。青野九段は▲4四歩に△5四玉とあくまで入玉の含みを残して受けました。
(銀杏)
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後手玉周辺の戦い

Tatsujin20110630_79 羽生二冠の攻め、青野九段の受けという展開が続いています。図の▲4八桂はと金と交換をしてでも後手陣の厚みを削ろうとしています。青野九段は△4五銀と引いて、玉に近づけました。羽生二冠は入玉されないように攻めたいところです。
(銀杏)

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(16時45分ごろのモニターから見た特別対局室)

青野九段、中段玉に構える

Tatsujin20110630_68 羽生二冠の軽快な攻めに対し、青野九段は△6三玉と立ちました。後手玉は金銀6枚で守られ、「中段玉、寄せにくし」の格好を目指しています。状況次第では入玉の可能性も。残り50分を切った羽生二冠が考えています。(銀杏)
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(一時的に強くなった雨が窓をたたく)

羽生二冠が後手玉頭を攻める

Tatsujin20110630_63 46手目△4九角から局面が大きく動きました。羽生二冠は角を捕獲しつつ、飛車を6筋に転換。テンポよく玉頭を攻めています。青野九段は4二飛が攻めに使いにくい展開となっています。(銀杏)
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(13時過ぎ、対局再開時の羽生二冠)

達人戦、対局の模様は『週刊朝日』に掲載

富士通杯達人戦の対局の模様は週刊朝日に掲載されます。本局の模様は8月19日号・26日号に掲載される予定です。是非ご覧ください。
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(28日に発売された『週刊朝日』7月8日号。達人戦の2回戦第2局、内藤国雄九段-高橋道雄九段戦の観戦記が掲載されている)
【週刊朝日のホームページ】
http://publications.asahi.com/ecs/24.shtml
(銀杏)

羽生二冠、角を捕獲

Tatsujin20110630_49 羽生二冠は青野九段の△4九角を▲3六銀から▲4八飛と捕獲してきました。青野九段は忙しい局面。△7七桂成▲同金△3五歩と反撃に出ました。
(銀杏)
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(13時前の将棋会館。最高気温は31度と予報されていた)

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(15時ごろから雨が降り出した)

左右に利く角打ち

Tatsujin20110630_46 図は46手目△4九角の局面。羽生二冠が考慮中に14時を回りました。△4九角は左右に利く角打ちで、矢倉系統の将棋ではよく出てきます。後手は△3八歩~△3九歩成と△8五桂▲8六銀△7六角成という二つの狙いがあります。(銀杏)

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(青野九段は敵陣深くに角を打ち込んだ)