2014年9月 6日 (土)

中盤へ

Dsc_0110(63手目▲7七同金寄を着手する森内竜王)

20140906_141437▲7七同金寄に「木村先生なら▲7七同玉のイメージなのですが」と鈴木女流二段。「私も▲同金寄で取りますよ。いちおう現代人なんですから(笑)」と木村八段。

Dsc_0116(いつも通り、軽妙なトークを繰り広げる木村八段。本日も絶好調)

駒がぶつかる

Dsc_0088(うしろまでファンの方がびっしり)

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Dsc_0096(持ち時間の15分を使い切った直後の森内竜王。47手目を考慮中)

20140906_140045▲4五銀と強くぶつけていった森内竜王。先手は矢倉の早囲いから積極的な仕掛けだ。

Dsc_0107(脇息に体を預けて考える高橋九段)

対局開始

Dsc_0082(対局開始直前の両対局者)

Dsc_0083(13時23分、対局開始)

Dsc_0085(初手▲7六歩を着手する森内竜王)

両対局者登壇

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「1回戦が加藤九段で、準決勝の将棋の終盤ははっきり自分が苦しいと思っていましたので、ここまでこれて嬉しく思います。
(高橋九段について)重厚で腰が重いタイプですので、頑張りたいと思います」(森内竜王)

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「1回戦は内藤九段でした。大ベテランの先生方と戦えるのが達人戦の嬉しいところです。
準決勝は大変な相手(羽生名人)だったわけですが、皆さんも結果に驚かれたと思いますが、私自身も大変びっくりしました。
森内竜王は羽生名人と並んでいまの将棋界のトップ。年齢的には私のほうが10歳ぐらい年上なのですが、後輩に胸を借りるつもりで臨みます」(高橋九段)

Dsc_0065記録係の杉本和陽三段(22歳・伊藤能六段門下)が「歩が3枚で森内竜王の先手です」とアナウンスする。

(書き起こし・八雲、撮影・吟)

開演

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「皆さまこんにちは。富士通杯達人戦に大勢の将棋ファンの皆様にお越しいただきました。ありがとうございます。40代以上のベテラン棋士のよる対戦が達人戦の特徴でございました、最年長の内藤九段、現役生活60年の加藤九段の対局もありました。
今年は森内竜王と高橋九段の決勝戦となりました。森内竜王は1回戦で加藤九段に勝ちまして、準決勝は……誰に勝ったかちょっと忘れましたが(笑)(準決勝の相手は谷川浩司九段)。高橋九段は1回戦で内藤九段。2回戦では羽生名人にとても素晴らしい内容の将棋で勝って決勝に進まれました。
解説の木村一基八段は、現在タイトル戦に挑戦中ですが、解説のほうも大変素晴らしく、楽しみにしております。 それでは、対局が熱戦になることを期待しまして、ごあいさつに代えさせていただきます。ありがとうございました」

Dsc_0039(主催の『週刊朝日』長友佐波子 編集長)

「たくさんの方にお越しいただき、ありがとうございます。富士通杯達人戦は将棋界唯一のシニア戦ですが、これまで多くのファンの方々に支えられて続けてくることができました。
こんなに皆様の目の前で、対局姿が間近で見られる公開対局はなかなかありません。どうぞ最後までごゆっくりお楽しみいただければと思います」

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「森内竜王も高橋九段も大変懐が深いタイプです。攻めてもなかなか倒れてくれない。終盤になって互いに攻め合う展開になると面白くなると思います」(木村八段)

「達人戦は出場するだけでも大変なことだと聞いております。どちらが勝たれても、素晴らしい勝負に なると思います。木村八段の解説も私自身大変楽しみにしております」(鈴木女流二段)

(書き起こし・八雲、撮影・吟)

両対局者に学ぶ

Dsc_0009(将棋連盟から出張販売。森内竜王、高橋九段、解説の木村八段の著書が並ぶ)

Dsc_0010(決勝戦のパンフレット。第1回からのトーナメント表や本局のみどころなどが掲載されている)

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対局会場は有楽町マリオン「朝日ホール」

Dsc_0002(対局場の有楽町マリオン「朝日ホール」)

Dsc_0003(対局会場はJP有楽町駅から徒歩1分)

Dsc_0005(リハーサル中の木村八段と鈴木女流二段)