富士通杯達人戦の対局の模様は週刊朝日に掲載されます。本局の模様は7月27日号・8月3日号に掲載される予定です。是非ご覧ください。
発売中の『週刊朝日』6月29日号。
谷川浩司九段-内藤國雄九段戦が掲載されている。
画像は11時頃の局面。
佐藤王将は開始から26手目、まだ前例の多い局面で△3三歩の新手を放ちました。相手は森内名人、秘策をぶつけるには最高のシチュエーション。この日のために時間をかけて準備してきたのでしょうか。
意欲的な新手を放った佐藤王将(朝の表情)
森内名人の初手は▲7六歩。
佐藤王将は△3四歩と応じた。
撮影をしている間に指し手がどんどん進む。両者作戦を決めてきたようだ。
10時40分頃の中継画面。
戦型は後手のゴキゲン中飛車に、先手が超速3七銀戦法で対抗しています。森内名人は過去に経験のある形。
-以下棋譜コメント(21手目)より抜粋-「森内は平成23年3月のA級順位戦最終戦で、久保利明九段とこの将棋を指している。これに勝った森内は名人挑戦権を獲得。羽生善治二冠との七番勝負も4勝3敗で制して名人位を奪取した。森内にとっては思い出深い戦型だろう」
本局の対局室は特別対局室。
9時30分頃、記録係の島貫峻亘奨励会1級(18歳・所司和晴七段門下)が盤駒の準備を整えている。
9時40分頃、観戦記を担当する君島俊介氏が到着。
佐藤王将が先に到着。9時50分頃に盤の前に座った。
55分頃、森内名人が到着。駒が取り出された。
9時57分頃に、森内名人の振り歩先で行われた振り駒は「歩」が3枚。対局の準備が整った。
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第20回富士通杯達人戦(非公式戦)、ベスト4を決める2回戦最後の対戦は森内名人対佐藤王将、タイトルホルダー同士の戦いとなりました。対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各3時間、先後は振り駒で決定します。
今朝の千駄ヶ谷は将棋日和の雨。夕方には止んで、週末は晴れるようです。
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第20回富士通杯達人戦2回戦の▲羽生善治二冠-△桐山清澄九段戦は17時23分、85手で羽生二冠の勝ちとなりました。消費時間は羽生2時間47分、桐山2時間59分。羽生二冠は準決勝で谷川浩司九段と対戦します。
羽生二冠が着実に歩みを進めている。攻めを受け切る将棋ではないので後手もどこかで反撃に出なければいけないのだが、その手段が難しい。後手は貴重な大砲が5一で眠ったままだ。形勢は先手よし。