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2012年7月

2012年7月20日 (金)

千駄ヶ谷盆踊り大会

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今日と明日の2日間、将棋会館隣の鳩森八幡神社では盆踊り大会が開催される。

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日本将棋連盟から棋士を派遣し、指導将棋も行われるとのこと。

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対局中の棋士の出前注文でおなじみの「みろく庵」。

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棋書でおなじみの「河出書房新社」。

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この写真は午前中に撮影したもの。現在外は雨が降ったり止んだりの天気で開催が危ぶまれている。

14時過ぎ、開戦間近

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加藤九段は再開から25分ほど過ぎて盤の前に戻ってきました。関係者から心配する声もあがっていたところで、一安心です。

さて、局面は進んでいま後手が飛車を引いたところ。角のラインを避けるとともに9一香にヒモを付けています。これで後手は7三桂が自由になり、△6五歩と仕掛ける準備が整いました。開戦の時期は近いようです。

14時過ぎ、△8一飛までの消費時間は▲森内58分、△加藤1時間34分。

将棋会館1F売店

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将棋会館1Fでは棋書や盤・駒、扇子などを販売しています。

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特設コーナーにあった森内名人の扇子。「歩々起清風」(ほほせいふうをおこす)。
意味は、「一歩一歩、足を運ぶたびに清浄なる風が起こり吹き抜けてゆく」。

インターネット販売ではすでに売り切れとなっている扇子です。
将棋会館売店でも現品限りとのことなので、お早めにどうぞ。

本局の使用駒

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森内名人側の王将。文字がかすれているが「美水作」と書かれている。

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加藤九段側の玉将。「水無瀬書」と書かれている。

対局再開

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12時58分頃、森内名人が戻ってきた。

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13時、記録係の三宅三段が「時間です」と告げ、ストップウォッチの計測を始める。

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13時3分頃、加藤九段の姿はまだ見えない。

休憩中の対局室

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休憩中の盤面(手前が先手)。

昼食休憩

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12時10分、この局面で加藤九段が27分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲森内58分、△加藤52分。昼食の注文は加藤九段がにぎり特上(千寿司)、森内名人は注文なし。対局は13時に再開されます。

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にぎり(特上)

雁木囲いの弱点と利点

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先手は▲1五歩と端を詰めました。将来の端攻めを狙ったものです。
雁木囲いは中央が厚い反面、端が薄いのが弱点の一つ。もし後手の囲いが矢倉なら、3三にいる銀を△2四銀や△2二銀と端の戦力を補強できますが、銀を4三に使う雁木ではそれができません。

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端を詰めた先手に対して、後手は角を転回して8四に据えました。矢倉でいうところの「四手角」と呼ばれる位置。
これは初形の2二から3一~4二~5一~8四、あるいは3一~6四~7三~8四など四手かけて移動するため。本譜は3三~5一~8四と三手で移動しました。矢倉と異なり3三に銀がいない雁木ならではのコースです。雁木囲いは角の活用が早いことが利点の一つといえそうです。

対局の模様は『週刊朝日』で

富士通杯達人戦の対局の模様は『週刊朝日』に掲載されます。
本局の模様は8月31日号・9月7日号に掲載される予定です。是非ご覧ください。

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写真は発売中の『週刊朝日』7月27日号。
2回戦第4局の模様が掲載中。

11時頃、森内名人長考

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図は11時頃の局面。
この局面で森内名人が時間を使っています。
△3三角までの消費時間は▲森内18分、△加藤14分。

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森内名人が時間を使う。作戦を練っているのか(写真は朝撮影)。