« 本局の観戦記は『週刊朝日』で | メイン | 雨の予感 »
羽生二冠は後手の角を追い払い、▲5五角(図)で5筋の歩を取った。先手は駒が前に躍動していて、勢いがある。形勢は先手ペースと見ていいだろう。後手は序盤で2手かけて、手塩にかけた歩を取られてしまったのだからおもしろくはない。自陣に押し込まれた角がつらい形だが、臥薪嘗胆の心で巻き返しの機会を待ちたい。