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図は15時頃の局面。少し前まで一触即発の雰囲気もありましたが、いったん落ち着きを取り戻し小康状態となっています。消費時間は▲羽生1時間34分、△谷川1時間55分(持ち時間各3時間)。
(15時5分頃の対局室の様子。両者ともあぐらになって考えています)
(八雲)
本日の使用駒は「静山作・錦旗書」。
遅くなりましたが、朝の振り駒の様子です。
(記録係が駒を宙に舞わせた瞬間)
(5枚全て歩が出ました)
脇息の下あたりは、畳が擦り切れて傷んでいます。あまたの棋士が脇息に寄りかかり、頭脳を振り絞ってきた証です。将棋会館では現在畳の入れ替えを進めており、特別対局室も数日中には新しい畳になります。
14時頃、手数は30手に達しました。少し前に飛車の素抜きを狙う順などもあり、局面は緊張感を増しています。
(14時5分頃の特別対局室モニター映像。羽生名人は席を外している)
富士通杯達人戦の対局の模様は『週刊朝日』に掲載されます。本局の模様は7月22日号・29日号に掲載される予定です。是非ご覧ください。
(写真は発売中の6月24日号。加藤一二三九段-青野照市九段戦が掲載中です)
(13時、記録係が対局再開を告げる。羽生名人は10分前には盤の前に戻っていたが、再開の瞬間は外していた)
(再開から10秒ほどして羽生名人が戻ってきた)
(すぐには指さず、じっと盤面を見つめる羽生名人)
(相手の着手をじっと待つ谷川九段)
(ほどなくして、羽生名人は▲7六歩と着手。※盤面モニターの映像)
(休憩中の特別対局室。手前が谷川九段側)
(休憩中の盤面。手前が先手側)
(昼食休憩までの棋譜)
図の局面で12時10分を回り、昼食休憩に入りました。消費時間は▲羽生1時間1分、△谷川54分。昼食の注文は羽生名人「とろろせいろ(そば)」、谷川九段「冷やし中華」。注文内容から夏が感じられますね。対局は13時に再開されます。
(羽生名人注文の「とろろせいろ」)
(谷川九段注文の「冷やし中華」)
(着座時に脇息の位置を調整する谷川九段)
(羽生名人の初手を見て、じっと考える谷川九段)
(開始直前、眼鏡を磨く羽生名人。再び眼鏡を掛けると、ガラリと鋭い眼光に)
(対局開始が告げられると、羽生名人はあごに手を当てて考えていた)