佐藤(康)九段の2手目△3二飛戦法で始まった本局。先手の高橋九段は、後手番の石田流をすんなり許す代わりに、自陣を堅陣に組み持久戦を志向しました。じっくりとした戦いになって行きそうです。
(八雲)
本局の模様は、達人戦富士通スタッフID「@Fujitsu_shogi」にてTwitter上で実況リポートが行われております。「@Fujitsu_shogi」のIDをフォローするか、下記のページよりご覧いただけます。
https://twitter.com/#!/Fujitsu_shogi
(Twitterリポートの画面)
(八雲)
高橋九段の「振り歩先」で行われた振り駒の結果は、2枚が立って無効となり、「歩」が2枚、「と金」が1枚で高橋九段の先手に決まりました。
高橋九段の初手▲7六歩に対して、佐藤九段は2手目△3二飛。
(八雲)
第19回達人戦準決勝▲羽生善治二冠-△青野照市九段戦は17時3分、93手で羽生二冠の勝ちとなりました。消費時間は▲羽生2時間45分、△青野2時間38分。羽生二冠が初出場で決勝進出を果たしました。(銀杏)
せめぎ合いが続いていますが、図の86手目△6三金に羽生二冠は▲6五馬!の強手を放ちました。△同玉に▲4四歩が関連した指し手で、△同金なら▲6六金直(参考図)から駒を押し上げていって、後手の入玉を阻止できます。青野九段は▲4四歩に△5四玉とあくまで入玉の含みを残して受けました。
(銀杏)