鳩森神社の手水鉢がオアシスになる季節。
今年はセミが少ない印象を受ける。
咲き遅れたアジサイが一朶(いちだ)だけ残っていた。
12時53分頃、森内竜王、谷川九段の順で続いて入室。
森内竜王は涼しげな表情で再開を待つ。
谷川九段は歯を食いしばるような険しい表情を見せていた。
13時4分、カメラマンが退出してから谷川九段は△1六歩▲同歩△3六歩と開戦。予想外のタイミングで動きました。図で▲3六同歩ならどう手を作るのか、中継室では分かっていません。驚きの仕掛けで、谷川九段の構想が注目されます。
休憩中の特別対局室。
休憩中の盤面。
12時10分、図の局面で谷川九段が24分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲森内37分、△谷川1時間18分。昼食の注文は森内竜王が「冷たぬきそば」(ほそ島や)、谷川九段が「冷中華・大盛り」(ほそ島や)。対局は13時に再開します。
冷たぬきそば。
冷中華。
富士通杯達人戦の対局の模様は『週刊朝日』に掲載されます。本局の模様は8月22日号と29日号に掲載される予定です。是非ご覧ください。
発売中の『週刊朝日』8月1日号。1回戦第1局の森内俊之竜王-加藤一二三九段戦が掲載されている。
関東地方は昨日梅雨明けが発表された。
空は薄曇りで真っ白だが、雨の気配はいまのところなし。降るとすれば夕立か。
鳩森神社の境内は強い夏の日差しに照らされている。
図は10時45分頃の局面。△7二銀型に構えた後手の主張は、短手数で陣形を整えて早い戦いを目指すことにあります。図では△2四飛と飛車をぶつける筋が予想されるところ。前例もそこそこの数が指されていますが、飛車交換になれば後戻りはできなくなるため、慎重に読みを入れているものと思われます。
谷川九段は激しくなりやすい形を目指した。11時過ぎ、谷川九段は△1四歩を着手。△2四飛を見送って間合いを計っています。△1四歩までの消費時間は▲森内4分、△谷川47分。