中盤戦に入ってから、互いに手を渡しあう渋い応酬が続いていましたが、ここで青野九段が▲4四歩と動きました。いよいよ本格的な戦いが始まりそうです。
15時22分、▲4四歩を決断した青野九段(朝の表情)。
中盤に入ってから渋い応酬が続いています。図の▲1五歩の考慮中に記録係が青野九段側に1から60まで書かれた紙を出しました。これは残り時間が1時間を切った際に使われる紙で、1分消費するごとに数字を消していきます。
14時40分頃の対局室モニターの映像。
図から△1二香▲9六歩と進んで15時。▲9六歩までの消費時間は▲青野2時間4分、△森内1時間33分(持ち時間各3時間)。
達人戦は富士通株式会社が協賛しています。スタッフの方によるtwitterも行われておりますので、是非ご覧ください。
https://twitter.com/#!/Fujitsu_shogi
14時頃、森内名人は桂交換に応じてからじっと銀を引きました。「自己主張するだけではなく、相手の意見を聞きながら自分の言い分も通す大人の態度」(棋譜コメントより)
後手の次の狙いは△1五角。青野九段がここでどうするか、中盤の難所を迎えています。△6五銀までの消費時間は▲青野1時間22分、△森内1時間26分。
14時5分頃、図から青野九段は▲1六歩と突きました。落ち着いて△1五角の筋を受けて相手に手を渡す、こちらも「大人の態度」のようです。
じっと銀を引いた森内名人(朝の表情)。
将棋会館隣の鳩森八幡神社(お昼前の様子)。
ソメイヨシノは散りましたが、八重桜(右)としだれ桜(左)は、まだ見ごろです。
八重桜。
森内名人は12時50分頃から盤の前で考えていました。
青野九段が13時ちょうどに入室して対局が再開されました。
森内名人は再開後も考え続けています。
相手に鋭い視線を飛ばす青野九段。
昼食休憩までの棋譜。