今度は羽生三冠が△8六歩と先手の玉頭に襲い掛かる。自身の玉頭を乱されたが、先手にもイヤミをつけておこうというものだろう。加藤九段は▲同歩と応じたが歩ならば△8七歩とのちにたたく手が生じる。本局は玉頭がポイントになりそうだ。
(羽生三冠も△8六歩と突き捨てて先手玉の頭を脅かした)
(羽生三冠と加藤九段の入門書。どちらで学ぼうかなぁ)
(1階の売店では加藤九段の直筆色紙も販売中)
(羽生三冠の扇子は好評につき、現在品切れ中)
(本日、羽生三冠が使用しているのは大渋扇の緑。骨の本数が通常のものより多い)
(大渋扇は天然染料の「柿渋」を塗り重ねているため渋臭があるが、使用しているうちに薄らいでいく)
▲2四歩と2筋を突き捨て△同歩に高い駒音で▲5六金を着手。ニコニコ生放送の高橋九段は「驚愕の一手ですね。これは指せませんねぇ」と解説している。自ら囲いを崩す手だが、後手の飛・角を押さえ込めればという発想だろうか。
(手つきも指し手もパワフルな加藤九段)
(2階研修室では午前に引き続き午後も子供スクールが行われている。及川五段の指導)
(井道女流初段は「ん、金でいいのかな。金はトドメの駒だよ。銀も持ってるよ」と声を掛けながら指導)
(「どうだった?」と子供たちに声を掛ける村中六段。「今度、入会金半額キャンペーンもあるので、どんどん宣伝してください。子供たちにたくさん来て欲しいので」と話す。子供将棋スクール夏キャンペーン
(頬をプクリとふくらませて読みを入れる)
(そば茶を手にしながらも視線は盤上からそらさない)
(「ここまで何分使いましたか?」と加藤九段。近藤三段が「49分です」と応じ、「時間になりました」と続ける。加藤九段は立ち上がりスタスタと退室。2分ほど席をはずして戻ってきた)
(両手を座布団につき、盤面を凝視)
(上座の羽生三冠側に回りこみ盤面を見る加藤九段)
(じっと盤面を見続ける)
(羽生三冠の盤側にはむぎ茶と上着)
(加藤九段の盤側にはそば茶と腕時計)