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2013年6月

2013年6月28日 (金)

ご観戦ありがとうございました

本日のご観戦ありがとうございました。

次局は1回戦加藤一二三九段-青野照市九段戦を7月3日(水)にお届けする予定です。そちらもお楽しみに。

感想戦

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(準決勝に進出した谷川浩司九段)

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(敗れた内藤國雄九段。軽妙な語り口で感想戦をリードした)

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(感想戦は10分ほど、要所のみ行われた)

谷川九段、準決勝進出

Vk_101
▲谷川-△内藤戦は101手で谷川九段の勝ちとなりました。終局時刻は16時32分。消費時間は▲谷川2時間18分、△内藤2時間34分(持ち時間各3時間)。勝った谷川九段は準決勝で森内俊之名人と対戦します。

と金の活用

Vk_83

▲2二とは△同金なら▲3四桂の両取りが狙いです。玉が堅い先手、作ったと金が活用できました。互角まで戻されていた形勢の針は、再び先手優勢を差しています。

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(15時半ごろの棋士室。奨励会員が練習将棋を指している)

後手の反撃

Vk_70

角の行き場がなくなり窮地に陥ったかと思われましたが、△7七桂成▲同銀に△3四桂と打って反撃に出ます。

▲5九玉△2六桂に(1)▲同飛は△1五角▲2七飛△3六歩(参考1図)となり、後手の狙いが実現。

Sankou1

棋士室では(2)▲6八玉△3六歩▲2六飛と進めるのがいいのではと言われていますが、後手も△3七歩成とと金を作ることができます。そこで▲7五桂(参考2図)と攻めますが、と金の存在が大きく、この順は先手優勢とは言い切れないようです。

Sankou2

角を捕獲

Vk_65

64手目△5九角で桂取りの受け方が難しいようにも見えますが、▲2六角が落ち着いた一手。この角はなかなかいじめられません。

Vk_67そして2手後に▲6九玉。これで角の行き場がありません。先手が着実に優位を築いています。

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(内藤國雄九段)

先手、と金を作る

Vk_63

14時40分頃、谷川九段は▲2二歩と桂取りに歩を打ちました。内藤九段は△2二同金では利かされと見て△3三桂。以下▲2一歩成で先手はと金を作りました。

後手は玉形が薄く、戦いづらい陣形になっています。

034(再開直後、考える谷川浩司九段)

後手はバランス重視

Vk_47

再開後、6筋で歩がぶつかったまま駒組みが進んでいきました。図の直前に後手は△6三金と上がり、▲6一銀の割り打ちを消して戦いに備えています。先手は▲5八銀と引きつけて、堅さで勝負する現代将棋らしい順を選びました。

Vk_54

その後、後手は△5二玉とさらにバランスを重視した構え。盛り上がった中央の位を活かして指していきました。現在は△4四角と角をぶつけた局面です。

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(関西将棋会館5階・対局室の部屋割ボードより。本局は「御上段の間」で指されている)

本局の観戦記は『週刊朝日』で

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富士通杯達人戦の対局の模様は週刊朝日に掲載されます。
本局の模様は7月19日号・7月26日号に掲載される予定です。
是非ご覧ください。

(写真は現在発売中の7月5日号)

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(本棋戦の告知ページ)

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(ネット中継のお知らせ)

対局再開

13時に対局は再開されました。

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(昼食休憩の盤面。43手目▲7六歩まで)

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(対局再開直前。手番の内藤九段は前傾姿勢で考えている)

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(44手目△7三桂を着手する内藤國雄九段)

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(45手目を考える谷川浩司九段)