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二人が盤の前に座り、森内名人が駒箱を開ける。駒を並べ終えると、記録係の黒沢三段が振り駒を行う。先手番を得たのは羽生二冠。いよいよ対局開始、というところで森下九段が「これ逆ですよね」と一言。大盤の前に置かれた名前の札が逆になっていたのだ。いそいそと札を入れ替える。羽生二冠はその様子を微笑みながら見ていた。