第19回達人戦準決勝▲羽生善治二冠-△青野照市九段戦は17時3分、93手で羽生二冠の勝ちとなりました。消費時間は▲羽生2時間45分、△青野2時間38分。羽生二冠が初出場で決勝進出を果たしました。(銀杏)
せめぎ合いが続いていますが、図の86手目△6三金に羽生二冠は▲6五馬!の強手を放ちました。△同玉に▲4四歩が関連した指し手で、△同金なら▲6六金直(参考図)から駒を押し上げていって、後手の入玉を阻止できます。青野九段は▲4四歩に△5四玉とあくまで入玉の含みを残して受けました。
(銀杏)
富士通杯達人戦の対局の模様は週刊朝日に掲載されます。本局の模様は8月19日号・26日号に掲載される予定です。是非ご覧ください。
(28日に発売された『週刊朝日』7月8日号。達人戦の2回戦第2局、内藤国雄九段-高橋道雄九段戦の観戦記が掲載されている)
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(銀杏)