2017年5月

2017年5月20日 (土)

佐藤叡王が▲5五歩と仕掛けて以降、△5六角▲4八飛△6五歩▲5四歩△6六歩▲6八歩△7五歩と進みました。PONANZAが角打ちから反撃に出ています。現在ニコニコ生放送ではコンピュータソフトelmo(開発者:瀧澤誠氏)の評価値がマイナス401点(後手よし)の数値を示しています。70手目△7五歩までの消費時間は▲佐藤叡王3時間1分、△PONANZA2時間15分です。

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(夏芽)

姫路城は天守群を中心に櫓、門、土塀など建造物や、石垣、塀などの土木建築物が良好に保存され、防御に工夫した日本独自の城郭構造が高く評価されています。

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【瓦】
姫路城の瓦は、平瓦と丸瓦を交互に組み合わせた本瓦葺で、継ぎ目には屋根目地漆喰が一面に施されて、甍(いらか)の美を表現しています。歴代城主の修理の歴史を物語るがごとく、鬼瓦、軒丸瓦などに多様な城主の家紋などが残っています。

菱の門

【門】
姫路城には、菱の門、「いろは……る」の門、「水の一……六」の門、備前門が現存しており、その様式は実にさまざまです。防備面から頑丈さを重視した柵門や木戸、塀重門、冠木(かぶき)門、高麗門、櫓門、長屋門、埋(うずみ)門など、安土桃山時代の様式を残す門が21門残っています。

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【狭間】
狭間とは、天守や櫓、土塀の壁面に開けられた矢や鉄砲を放つための穴のことで、城を防備するための重要な仕掛けでした。一般的には丸形、三角形、正方形(鉄砲用)、縦長方形(弓・矢用)の4種類。現存する狭間の数は997か所。

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【窓】
天守の窓は敵の侵入や矢玉を防ぐため、太い格子がはめられた幅半間の格子になっています。乾・西小天守には、黒漆塗り、金箔塗り、金箔金具で飾られた装飾性の高い火灯窓(かとうまど)があります。この窓は本来は、禅宗寺院の仏殿など寺院建築に用いられた高貴な建築物の象徴として使われました。

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【塀】
姫路城には、重要文化財に指定された32の土塀が残っています。当時は、木造の骨組みを持つ土塀が主流でしたが、姫路城ではあらかじめ一定の大きさに作られた粘土の塊を粘土で接着しながら積み上げ、屋根部分のみ木造で組み立てられています。外側は白漆喰で美しい仕上がりになっています。


(夏芽)

14時25分、佐藤叡王が中央で歩をぶつけて動きを見せました。控室では以下△5六角▲6九角△6五歩▲5七銀△5五歩▲5六銀△同歩▲4六角△6六歩▲6八歩に△9三香という順が検討されています。

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(夏芽)

13時より「姫路・西はりま地場産業センター」で現地大盤解説会が行われています。解説は福崎文吾九段、聞き手は伊藤沙恵女流二段が務めています。

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(解説の福崎文吾九段。関西人らしいトークに会場の笑いが尽きない)

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(聞き手の伊藤沙恵女流二段)

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(14時30頃の会場。徐々に立ち見客が出始めている)

(夏芽)

徳川家康の孫娘千姫は、7歳で大坂城の豊臣秀頼のもとに輿入れしました。しかし秀吉死去のあと、大坂夏の陣で夫・秀頼は自害し、豊臣家は滅亡。千姫は燃えさかる炎の中から助け出されました。江戸城に帰る道中、警護にあたっていた本多忠政の息子・忠刻と20歳のときに再婚。千姫の化粧料(持参金)10万石で、姫路城の三の丸には武蔵野御殿と呼ばれる千姫の屋敷が建てられたと言われ、さらに勝姫と幸千代の一男一女にも恵まれて「千姫は忠刻と暮らした姫路城での生活(10年間)が生涯でいちばん幸せだった」と語られています。

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◆西の丸◆
この曲輪は、姫路城主本多忠政が大坂夏の陣のあと、千姫と結婚した息子・忠刻のため、1618年に御殿を建てたところで「中書丸」とも言われていました。中書とは、忠刻の官職・中務大輔の唐名です。

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◆百間廊下◆
西の丸を囲むように築かれた長屋。長さが約300メートルあり、とても長いという意味で「百間廊下」と呼ばれています。城外側が廊下、城内側が部屋になっており、城外からの攻撃に対する防御機能もありました。

化粧櫓

◆化粧櫓◆
千姫が、この櫓を休息所としたことが名称の由来。部屋には極彩色の豪華な装飾が施されていました。

千姫


(夏芽)

Denou201705200101_5314時20分頃、先手は穴熊に、後手は左右の端歩を突き越して、互いに主張のある局面になっています。先手からいきなり攻める変化はうまくいかないと検討されているところで▲3七桂が着手され、「仕掛けを急がないということなんでしょうね」と遠山五段。佐藤康会長は「どちらも攻めの糸口を作るのが難しい展開だと思います」との見解です。

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(虹)