第1期二番勝負第2局 Feed

2016年5月21日 (土)

大講堂

◆大講堂(重要文化財)◆
僧侶が法華経の講義を聞き、お互いに問答をする学問修行の道場。前庭にある平和の鐘(開運の鐘)を突くと、西塔(比叡山延暦寺の隣のエリア)の釈迦堂にまで、音色が届くと参拝者に親しまれています。

平和の鐘
(こちらが大講堂の前庭にある平和の鐘)

佐藤秀司七段
(せっかくなので佐藤秀司七段についてもらいました)

佐藤秀司七段
(ゴーン!!よい音色です)

(夏芽)

延暦寺は、滋賀県大津市にある標高848メートルの比叡山全域を境内とする寺院。東には日本一の琵琶湖を眼下に望み、西には古都京都の町並みを一望できる景勝地です。平安京(京都)の北にあったため「北嶺」とも称されています。
1994年(平成6年)には、古都京都の文化財の一部として、(1200年の歴史と伝統が世界に高い評価を受け)ユネスコ世界文化遺産に登録されました。寺紋は天台宗菊輪宝。

根本中堂

◆根本中堂(国宝)◆
比叡山第一の仏堂で、宗祖伝教大師が788年(延暦7年)に一条止観院として創建したものが始まり。本尊は大師が自ら刻んだといわれる秘仏(ご利益は家内安全、身体健康、病気平癒など)がまつられ、宝前には開創以来の「不滅の法灯」が1200年の時を越えて輝き続けています。本尊や法灯は参拝者の目の高さにあり、それは「仏凡一如(仏も人もひとつ)」という教えを表しています。

戒壇院

◆戒壇院(重要文化財)◆
天台宗の僧侶が戒律を授かる重要なお堂。伝教大師の入寂後に建立の勅許がおり、第一世天台座主義真のとき、828年に創建されました。本尊には釈迦牟尼如来がまつられています。

阿弥陀堂

◆阿弥陀堂◆
比叡山開創1150年大法要を記念して1937年に建立された先祖回向の道場。本尊に阿弥陀如来をまつり、日々念仏回向が行われています。

法華総持院東塔

◆法華総持院東塔◆
伝教大師が全国6ヵ所の聖地に建立した宝塔を総括する重要な信仰道場。朱塗りと塔と新緑の対比は息をのむ美しさです。

【天台宗総本山 比叡山延暦寺】
http://www.hieizan.or.jp/

(夏芽)

時刻は16時30分を回り、44手目△5六歩まで進みました。第1局同様、1日目から激しい展開になっています。

検討室の澤田六段は「大決戦になるので、どうかとは思うのですが、▲2二角成△5七歩成▲3二馬△同玉▲5七金△3九角▲2三飛成△同玉▲4一角△2四玉▲2五歩△同玉▲4六金が一例です。いちばん激しい順で、どちらかが倒れています」と解説しています。

Photo_18

△5六歩

(夏芽)

電王戦の公式統一採用パソコン『GALLERIA』。最高ランクのCPUを採用し、効率的、かつ高速な演算処理により、将棋ソフトの力を最大限に引き出すことができます。また使用パーツを厳選することで、高負荷状態でも長時間安定して稼動し続けられる「将棋ソフト向けモデル」です。

GALLERIA

【GALLERIA(ガレリア):株式会社サードウェーブデジノス】
http://www.diginnos.co.jp/galleria/galleria_denou.html

(夏芽)

現地には「検討室」と呼ばれる部屋が設けられており、山崎叡王と同じ森信雄七段門下のプロ棋士4名と、第3回電王トーナメントで上位入賞を果たしたコンピュータソフト4台によって、対局の検討が進められています。

◆プロ棋士◆
・糸谷哲郎八段
・澤田真吾六段
・大石直嗣六段
・千田翔太五段

◆コンピュータソフト(カッコ内は開発代表者)◆
・nozomi(大森悠平さん)
・大樹の枝(平岡拓也さん)
・超やねうら王(磯崎元洋さん)
・技巧(出村洋介さん)

検討室

磯崎さんと大石六段
(磯崎元洋さんと大石直嗣六段)

検討室
(各ソフトの読み筋、評価値が画面に表示されている)

千田五段
(千田翔太五段)

(夏芽)

再開時の△6五歩の局面から、▲2六歩△5二金▲2五歩△4二銀▲4六銀△6六歩▲同銀と進みました。6筋の歩が交換になり、先手は2枚の銀を四段目に繰り出す形になっています。

▲6六銀

(夏芽)