重いが確実な手

Kifu2_58

羽生王座は△4六歩~△4七銀(図)と上から押さえつけて金を攻めた。検討にあがっていた△6六歩▲同歩△6七歩に比べて玉から遠い金を攻めるだけに重く感じる手だが、その反面で確実に戦果をあげられる手でもある。後手は金を手に入れると受けやすくなる点も見逃せない。たとえば▲4七同金△同歩成▲1二銀と進んだときに△2二金打という受けが利く。

301

(大盤解説会で、深浦九段は「さっき挑戦者よしと言いましたが保留させてください。おかしいなあ」と首をかしげていた)

(文)