2017年5月19日 (金)

佐藤叡王

佐藤叡王

牛フィレステーキ
(牛フィレステーキの石焼き)

フルーツ
(小菓子と旬のフルーツ)

夕食会
(中締めの挨拶を任された福崎文吾九段は最後に……)

夕食会
(佐藤叡王に向けて元気よく「えいえいおー」のエールを送りました)

(夏芽)

対局前夜に佐藤叡王を囲んで夕食会が行われました。そちらの模様を一部写真でお送りします。

夕食会

東八段
(乾杯の挨拶を務めたのは立会人の東和男八段)

旬菜四種
(旬菜四種盛り合わせ)

お造り
(鮮魚のお造り)

茶碗蒸し
(フォアグラ茶碗蒸し)

(夏芽)

佐藤天彦叡王とPONANZAによる第2期電王戦二番勝負。第2局は5月20日(土)に、兵庫県姫路市「姫路城」で行われます。第1局で圧倒的な強さを見せたPONANZAに対し、佐藤叡王は一矢報いることができるか。いよいよ長きにわたり繰り広げられたプロ棋士対コンピューソフトの最終決戦です。
対局は明日の10時、佐藤叡王の先手で開始します。持ち時間は各5時間(チェスクロック使用)で、使いきると一分将棋です。

本局の立会人は東和男八段、副立会人は勝又清和六段、観戦記担当は先崎学九段、記録係は冨田誠也三段(小林健二九段門下)、棋譜読み上げ係は出口若武三段(井上慶太九段門下)。そして現地スタジオ解説は斎藤慎太郎七段、聞き手は室田伊緒女流二段、現地リポーターは中澤沙耶女流初段。現地大盤解説は福崎文吾九段、聞き手は伊藤沙恵女流二段がそれぞれ務め、ゲスト解説で永瀬拓矢六段も出演します。

対局の模様は明日の「ニコニコ生放送」でも配信しております。下記のリンク先からお楽しみください。

【第2期電王戦二番勝負第2局 佐藤天彦叡王 vs PONANZA】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv290110261

ようこそ姫路へ
(ようこそ姫路へ)

姫路城
(JR姫路駅前より撮影。遠い先に姫路城の大天守が見えます)

本局のインターネット中継は、棋譜コメント入力を虹記者、ブログは夏芽が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。

2017年4月 1日 (土)

Dsc_0517 (終局後、場所を移して記者会見が行われた)

山本「今日は勝てて、とてもうれしかったです。途中でトラブルがあって残念でしたが、最後まで動いてくれてよかったです」

下山「今年のPONANZAは去年と比べて、かなりこだわって調整しました。その甲斐あって、力強い戦いができました」

Dsc_0525

Dsc_0542 佐藤天「本局は全体的にPONANZAに形にとらわれない正確さを感じました。中盤まではある程度勝負できましたが、PONANZAの力強い指し回しで、私の盲点になった手で形勢を離されてしまい完敗でした。残念です」

勝又「本日の立会人を務めました勝又です。先に中断した理由について報告いたします。1回目について、山本さんからPONANZAに不具合の可能性があると報告があり、 スタッフと調べて、PONANZAに起因する問題ではないと判断しました。『何らかのコンピュータのトラブルがあり、原因がコンピュータ将棋ソフトに起因しない場合、復旧にかかった時間は、消費時間に含めない』と対局ルールにあります。
両対局者合意のもとに消費時間に含めないようにしました。立会の私の判断です。
現時点では、原因の特定は不明です。また、中断が1時間と長くなったのは、実は復旧作業自体は時間がかからなかったのですが、原因不明なため、再開後にPONANZAがもし誤った指し手をすると、戻せないので検証する必要があり時間を要しました。将棋は待ったができませんのでその点をご了承ください。
2回目については、1回目の復旧作業に不足があって、電王手一二さんに正確な 通信が送れない可能性が出てきました。それで電王手一二さんには関係ないトラブルですが修正作業のために中断しました。視聴者の皆さんには長い時間待たせてすみませんでした。
立会人から見た総括ですが、プロ棋士になる前の、23年くらい前からコンピュータ将棋を見てきました。
名人に勝ちたい、タイトルホルダーに勝ちたいといっていました。私は棋士ですから、将棋界のトップが負けるのは悔しいですが、ようやくここまでたどりついたのだなと思いました。
森田将棋の森田和郎さんは亡くなられましたが、この世界での先駆者ですので、喜んでいらっしゃるのではないかと思います」

佐藤秀「昨年の第1期電王戦の山崎隆之叡王との対戦も間近で見ていましたが、今年はさらに隙がないよ うに感じました。
天彦さんも叡王や名人として威信をかけて精一杯戦っていらっしゃったが、意表を突くというか、ショックを受ける手が出て、今日のような将棋になってしまったのではないかと思います。第2局にも期待します」

Dsc_0553

本局の中継は以上で終了します。ご観戦ありがとうございました。第2局もお楽しみに。

(書き起こし・銀杏、写真・吟)

Dsc_0441 (終局直後の対局室)

Dsc_0446 (多くの報道陣が取り囲む)

Dsc_0477

―― PONANZAの初手▲3八金は想定されていたのでしょうか。

佐藤 数ある初手の中のひとつとして、1手目はランダムですので、把握はしていました。

―― 中盤以降、徐々に苦しくなっていくような展開だったと思うのですが、一局を振り返ってどうでしたか。

佐藤 序盤から駒組みが難しい将棋で、中盤に入って、こちらにも手段があってもおかしくないと思っていました。具体的な攻めがうまくいかなかった感じです。

―― PONANZAと初めて戦ってみた印象はどうでしたか。

佐藤 もの凄く正確といいますか、実際にあい対して、読みが入っているなと。こちらからPONANZAの手を予想できることもあるのですが、そうでないこともありました。そういった手もなるほどなと思わされる手がありました。

―― タイトル保持者として、初めてソフトに負けてしまったわけですが。

佐藤 タイトルホルダーとして戦うということで、ファンのみなさまに応援や期待をいただいていたのですが、結果が出せなくて残念です。

―― 5月に第2局があります。抱負をお願いします。

佐藤 第2局はこちらが先手番になるということですが、今回同様、PONANZAは強いソフトなので、また大変な戦いが予想されますが、自分の中では勝算があると思っています。しっかり頑張って戦っていきたいと思います。

Dsc_0494

―― 一局を振り返ってPONANZAの戦いぶりはいかがでしたか。

山本 初手はランダムに設定していて、およそ20程度用意していました。今回はたまたま▲3八金でした。ちょっと普通の将棋と違うことを勉強している効果が出たのかなと思います。

―― ソフトが初めてタイトル保持者に勝ったご感想を。

山本 二番勝負なので、これで勝ったというのはちょっと、いまの段階では。叡王・名人に勝てたのは、日本の情報科学において長年の目標だったので、非常に光栄なことです。


(吟)