防衛を決めた翌朝、記念撮影に応じる渡辺竜王。
「昨夜はなかなか寝付けませんでした」と語る。
渡辺竜王防衛の記事が掲載されている、16日付け
読売新聞朝刊に目を通す。
記念撮影を終え、ファンのサインにも気さくに応じる。
(吟)
]]>第23期竜王戦は渡辺竜王が4勝2敗で防衛、
7連覇を達成し幕を閉じた。
本局の池田将之さんによる観戦記は1月1日
から読売新聞に掲載されます。ぜひお楽しみ
にお待ち下さい。
本サイトを最後までご覧頂きありがとうござい
ました。
(吟)
]]> 将棋会館の大盤解説会で調べられていた一変化を紹介します。
図は142手目△6七歩の局面。実戦は羽生名人が▲4四銀打としましたが、大盤解説会では▲4一馬△2四玉を利かしてから▲4四銀打の変化を調べていました。ところが、この手順は△4四同金と取られ、▲同銀△6八歩成▲同銀△同と▲同玉△5七銀(参考1図)
▲同玉△4六角▲6七玉△5八銀▲5六玉△4七銀不成▲6五玉△7三桂(参考2図)
▲7四玉△8四金▲同玉△8一香▲8三銀△同香▲同玉△9三金▲7四玉△8三銀▲7五玉△8四金(参考3図)
と進んで、先手玉が詰んでしまいます。実戦は羽生名人が単に▲4四銀打と迫りましたが、渡辺竜王は後手玉が詰めろではないことを見切り、△6六角と出て先手玉を受けなしにして勝ちを決めました。森内九段は「(110手目の)△2三玉が冷静でした」と述べていました。
(銀杏)
(吟)
]]>(吟)
]]>序盤は渡辺竜王が角換わり腰掛け銀の同型ではなく、従来は後手がやや苦しいという形で工夫を見せました。そこから互いに手待ちを重ねて、先手が仕掛けのタイミングに苦慮する展開となっていきました。中盤は先手が積極的に動いて、互いに角を手放した局面は互角だったと思います。83手目に▲1五歩と本格的な開戦となりましたが、88手目の△4六歩(図)が機敏で、後手が主導権を握ったと思います。先手は91手目▲8三銀と右辺 から手を作り、局面を優位に導こうとしました。そこから後手は自陣の玉の周辺で、力強い応手を見せ、厚みを気づいたのですが、その辺りはやや後手が指せる局面だったと思います。終盤戦は104手目の△4七歩成(図)を境に、激戦が繰り広げられました。先手も5一に馬を作って激しく追い込みましたが、後手玉は空間が広く、つかみどころのない陣形で先手の攻めを凌ぎました。一方の先手陣は、玉の狭さが最後まで祟ってしまったように感じました。一手一手の意味が非常に難しく、熱のこもった将棋だったと思います。最後まで予断を許さない、緊張感のあふれる一局だったと思います。
(吟)
]]>「よくわからなかったのですが、攻めに行ったのが
端を詰められているのでもうちょっと違う指し方を
考えなければならなかったですね。自信がある局
面と言うのはなかったですね。(シリーズ全体を振
り返って)自分なりに一生懸命やりましたが残念で
したね。細かいところでは課題はいろいろあったと
思います」(羽生名人)。
(吟)
]]>7連覇達成直後の渡辺竜王。
「ずっと難しかったです。最後、ようやく攻め合いで
はっきり一手勝っている局面になったのですが、そ
れまでは…。
(今シリーズについて問われ)力一杯指せた、内容
も良い将棋が指せたと思っています。全体的に際ど
い将棋が多かったので、そういった際どい将棋を拾
えたのが大きかったと思います。(作戦的には)後手
番では特に守勢に回ること展開が多かったのですが、
それなりに指せたと思います。本局も後手番で作戦だ
ったのですが、どこかで反撃に転じることができればい
いなと。(防衛・7連覇について聞かれ)毎年、目標にし
ているので達成できて非常に嬉しいです」(渡辺竜王)
(吟)
]]>渡辺竜王が146手で羽生名人を破り、竜王位防衛。7連覇を達成した。
投了図で後手玉には詰みがなく、先手玉には受けが
なく投了となった。終局は19時13分、消費時間は▲
羽生名人7時間59分、△渡辺竜王7時間51分。
(吟)
]]>こんばんは。第2局と第5局の棋譜・コメント入力を担当した銀杏です。
東京・将棋会館の大盤解説会の様子を紹介します。
会場は満員で、立ち見の人がいるほどの盛況ぶりです。
(立ち見も出ている将棋会館の大盤解説会場。解説は森内俊之九段、聞き手は熊倉紫野女流初段)
(最終盤の詰む詰まないの変化を調べており、手と口が止まることも)
(解説の森内俊之九段)
(聞き手の熊倉紫野女流初段)
(銀杏)