(終局後、両対局者が大盤解説会場に向かった。写真は里見女流名人)
本局の感想戦は大盤解説会場で行われたもののみ。対局室での再度の感想戦は行われませんでした。
(翔)
]]>「途中は清水さんが優勢だと思ったんですが、里見さんの終盤力が光りました。二転三転の大熱戦で見てるだけで気持ちが伝わってきました。女流名人位戦にふさわしい、とてもいい名局でした。これからも、いい将棋を見せてもらいたいと思います」
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先勝した里見香奈女流名人のコメント
「少しずつ悪いかなと思っていて、金を取り合った局面(79手目▲5三飛成)は、意外と銀冠が堅いのでいい勝負になるのかと思っていました。
(地元、出雲での対局について聞かれ)そんなに気にすることもなく、プラスの方向に頑張れて、自分の力を出せたかなと思います」
敗れた清水市代女流六段のコメント
「終盤のあたりで読みの誤算があったので、それが悔やまれます」
(翔)
]]>第37期女流名人位戦第1局は、16時26分、151手までで里見女流名人の勝ちとなりました。消費時間は▲里見2時間0分、△清水2時間59分。第2局は1月30日に、千葉県野田市「関根名人記念館」にて行われます。
(翔)
]]>15時50分、▲6四同竜まで。先手の勝ちになっていると見られています。
(翔)
]]>森九段の推奨した▲3四銀(85手目)を境に、里見女流名人の手が伸びてきました。現局面は95手目▲2六歩まで。90手目時点での消費時間は里見1時間39分、清水2時間58分(持ち時間各3時間)。流れは完全に先手のものです。
(翔)
]]>里見女流名人のことが心配な森九段。画面の前で「(▲3四)銀を出ろ! 銀を出ろ! 引いたら破門だ」とつぶやいていました。
(翔)
]]> 清水女流六段が局面をリードしていると見られていましたが、△7八龍と金を取る手はあまり予想されていませんでした。
森けい二九段は「△7八龍では△4四金▲同銀△7八龍があったのではないでしょうか。これは逆転もありえる」。
(翔)
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(森下卓九段が大盤解説に登場。△7七歩(66手目)について「駒がどいた場所に注意と言います。さっきまで桂馬がいたところに鋭い手が出ましたね」)
(「週刊将棋」記者の内田晶さんが聞き手を務める。囲碁将棋チャンネルの出演経験も豊富)
(翔)
]]> 左図、△9九と▲5三歩成△同銀▲同桂成△同金を検討していましたが、清水女流六段は△7七歩と打ちました。好手のようです。
「そうかそうか、このほうがいいですね。手筋中の手筋です。▲7七同金なら△8八飛成▲7八金△9九龍と、龍で香車を取れます」(森下九段)
(翔)
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