第19回

2011年7月14日 (木)

感想戦

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【感想戦のポイント】

38手目(左図)で本譜は▲7七桂。以下△4四飛に▲5七角と打つしかないのではつらい展開とのこと。代えて検討されたのは▲4五同歩△同銀に▲4六銀(右図)と強くぶつける手。以下△4七角▲4五銀△同桂で難しいとされました。

本局の中継はこれで終了いたします。
ご観戦、誠にありがとうございました。

(八雲)

終局直後

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(終局後はすぐに初手から感想戦が始まった)

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(決勝に進出した佐藤康光九段は2連覇がかかっている)

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265

(八雲)

佐藤康光九段が決勝進出

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準決勝の▲高橋道雄九段-△佐藤康光九段戦は、116手で佐藤九段の勝ちとなりました。
終局時刻は17時33分。消費時間は▲高橋2時間53分、△佐藤2時間54分(持ち時間は各3時間)。
勝った佐藤九段は決勝進出。2連覇をかけて羽生善治二冠と対戦します。
決勝戦は9月3日、東京・有楽町「朝日ホール(マリオン)」で行われます。

後手の猛攻続く

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大さばきから佐藤(康)九段の猛攻が続いています。先手は2枚の角で後手玉を狙っていますが、後手の攻めのほうが強烈。この攻めをしのぐのは難しそうです。

(八雲)

後手に絶妙手か

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図は後手の佐藤(康)九段が△2四歩と突いたところ。▲同歩は△2五歩で飛車の逃げ場所がなく、▲同銀は△4六飛で後手の飛車だけがさばけます。手駒の一歩を温存したままの絶妙な手作りで、先手がピンチを迎えているようです。

(八雲)

真夏

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(将棋会館の上空は雲一つない快晴。猛烈な日差しが照りつけている)

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(鳩森神社のヒマワリはグングン伸びて3メートルほどに)

(八雲)

14時20分頃 佐藤(康)九段攻勢に出る

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図は14時20分頃の局面。佐藤(康)九段は△4四飛と回って4筋に狙いを定めました。これは大胆な一手で、決戦になりそうと見られています。高橋九段はこの局面で時間を使っています。消費時間は▲高橋1時間38分、△佐藤1時間9分(持ち時間、各3時間)。

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(14時20分頃の対局室モニターの映像)

(八雲)

達人戦、対局の模様は『週刊朝日』に掲載

富士通杯達人戦の対局の模様は週刊朝日に掲載されます。
本局の模様は9月2日号・9日号に掲載される予定です。
是非ご覧ください。

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写真は発売中の7月22日号。羽生善治名人-谷川浩司九段戦(肩書は当時)が掲載中です。

(八雲)

対局再開

117
(再開直前の高橋九段)

119
(佐藤康光九段は盤上に鋭い視線を注いでいた)

125
(高橋九段の再開の一手は▲5六歩)

126
(再開の一手を見た佐藤九段はぐっと前傾姿勢を強くした)

(八雲)

休憩中の対局室

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(休憩中の特別対局室)

081
(休憩中の盤面。手前が先手の高橋九段側)

087
(休憩時までの棋譜)

(八雲)