第49期決勝三番勝負第1局 Feed

2018年10月10日 (水)

おやつ

14時30分に、両対局者におやつが出されました。おやつはJR福島駅前「アニバーサリー2001」のショートケーキ。飲み物は藤井聡七段がアイスティー、出口三段がアイスコーヒーです。

おやつ
(藤井聡七段のおやつ。ショートケーキとアイスティー)

ショートケーキ
(上には色鮮やかなフルーツ。出口三段はアイスコーヒーを頼んだ)

【アニバーサリー2001】
http://www.anniversary2001.com/

(夏芽)

ねじり合い

Photo_8

時刻は14時30分を回り、55手目▲5八玉まで進みました。盤上は相掛かりらしい、一手一手に深い読みを要する局面が続いています。図の玉寄りは△7七歩成の王手飛車を避けた一手ですが、次に先手からは▲8七歩△8一飛▲7六飛で、7筋から逆襲する狙いがあります。ここまでの消費時間は▲出口三段1時間36分、△藤井聡七段1時間42分です。

出口三段

(夏芽)

藤井グッズ

関西将棋会館の1階にある販売コーナーでは、盤駒や書籍、扇子など、いろいろなグッズを販売しています(火曜と木曜は定休日)。

販売コーナー
(1階の販売コーナー。営業時間は12時から17時まで)

藤井聡七段コーナー
(藤井聡七段コーナー)

トートバッグ
(直筆詰将棋がプリントされたトートバッグ。新色は秋らしいブラウン)


扇子

藤井聡七段の扇子は残念がら品切れでした。しかし、14時からの大盤解説会を待つ藤井ファンの女性から「扇子なら持っていますので、写真だけでよければ」と撮影にご協力くださいました。ありがとうございます。

(夏芽)

局面が動く

△8六歩


昼食休憩の▲4五銀の局面から、△7五歩▲3四銀△8六歩と進みました。右銀を繰り出して2筋の突破を目指す出口三段に対し、藤井聡七段は7筋、8筋方面から手をつけ、攻め合いの姿勢を見せています。以下▲同歩△同飛▲2三銀不成と進めば、一気に決戦になりそうです。

藤井聡七段

(夏芽)

対局再開

再開前
(再開5分前には両対局者とも席に戻っていた)

藤井聡七段

出口三段

冨田三段
(12時40分、冨田三段が「時間になりました」と再開の合図を告げると)

藤井聡七段
(藤井聡七段は、あぐらから正座に座り直す)

対局再開
(しかし、すぐに次の一手を指すことなく、藤井聡七段の長考は続いた)

(夏芽)

昼食休憩時の対局室

対局室
(昼食休憩時の対局室)

駒
(本局で使われている駒は、児玉龍兒師作の源兵衛清安書)

棋譜
(昼食休憩までの棋譜)

扇子
(藤井聡七段の扇子。かなり使い込まれている)

上着
(出口三段は上着を脇息にかけたまま休憩に出たようだ)

(夏芽)

両対局者の昼食

ぶっかけうどん定食
(藤井聡七段の昼食はぶっかけうどん定食)

カツ丼
(出口三段の昼食はカツ丼。ふたりとも小雀弥からの注文だった)

(夏芽)

昼食休憩

▲4五銀

12時、図の39手目▲4五銀の局面で藤井聡七段が27分考え、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲出口三段42分、△藤井七段1時間0分。対局は12時40分から再開されます。

(夏芽)

三段リーグでの対戦

両者は、本局が公式戦での初手合いですが、2016年の第59回奨励会三段リーグで1度対戦があり、藤井三段(当時)が勝っています。この回は、藤井三段が13勝5敗の1位で四段昇段を果たしており、出口三段は12勝6敗で6位。2位の大橋貴洸三段(現四段)と同じ成績でしたが、順位差で昇段には届きませんでした。

三段リーグ

現在、出口三段は23歳で三段リーグ12期目。3日前に行われた第64回の開幕戦では連勝スタートを決めています(三段リーグ通算成績は111勝89敗、勝率0.555)。

出口三段

西川和宏六段
(西川和宏六段は出口三段の将棋を「切れ味の鋭い天才型」と評価する)

(夏芽)

腰掛け銀

▲5六銀

盤上は37手目▲5六銀まで進んでいます。出口三段は腰掛け銀に組んでいますが、対する藤井聡七段がどう受けるか。△5四銀と同じように上がるのは▲7五歩や▲7一銀の筋を狙われるため、後手としては指しづらいと言われています。

藤井七段
(最年少棋士の藤井七段は、今期が新人王へのラストチャンスになる)

(夏芽)