新人王戦中継ブログ

15時前、対局者におやつが出されました。

（かぼちゃのムースタルトと紅茶）

（紋蛇）

図は△９六香に▲９七歩と受けた局面。佐々木五段は△５五角▲同角△２五飛の両取りを選びます。

△２五飛以下▲８二角成△２九飛成▲３九金△２五竜▲９六歩。先手は角と香、後手は飛車と桂を手持ちにしています。

（紋蛇）

（本日の千駄ヶ谷は晴れ）

（鳩森神社）

（富士塚。江戸時代に富士信仰が流行って作られたものだ）

（ススキが穂をつけていた）

（イチョウはまだ青々としている）

（ギンナンが落ちていた）


（紋蛇）

（香川愛生女流王将が来訪。阿部四段とは中村修九段門下で同門だ）

（昨日、香川女流王将は山梨県甲府市で王座戦五番勝負第４局▲豊島将之七段－△羽生善治王座戦を観戦していた。差し入れは、甲府市のお土産）

（現在は田村七段と検討している）

（紋蛇）

午前中は▲８五竜までご紹介しました。ここから佐々木五段の駒が前へ出ていきます。まずは△７三角。

香取りを狙って角をのぞきました。▲３七桂には△２九飛、▲２八歩に△２七歩や△１六歩から飛車の打ち込みを狙って攻めをつなげるつもりです。阿部四段は▲３五竜と活用し、ここで昼食休憩に入りました。

後手は金取りをどう受けるか。佐々木五段は対局再開後も考え続け、△３四歩▲２六竜△２五歩▲同竜△３三桂。

竜を目標に桂を繰り出すことができました。△１九角成を防ぐ▲５五竜に△９六歩▲同歩△同香。

▲同香は△９八飛が両取り。▲９七歩も△同香成▲同香△９六歩▲同香△９八飛で、やはり飛車を打ち込めます。先手は竜を動かせないこともあり、主導権は後手にあるようです。田村七段は「後手持ち」、香川愛生女流王将は「先手が神経を使う」との見解を示しています。

（紋蛇）

（阿部四段は数分前に戻ってきた）

（対局再開後。阿部四段はポーカーフェイス。佐々木五段とは対照的だ）

（紋蛇）

（佐々木五段は10分ほど前に対局室へ）

（表情がクルクルとよく変わる）

（再開後も指す気配はなかった）

（紋蛇）

（特別対局室）

（阿部四段側から見た盤面）

（阿部四段の玉将）

（佐々木五段の王将）

（佐々木五段は扇子と時計を置いていた）

（阿部四段は扇子のみ）

（紋蛇）

対局者の昼食注文は、ともにうな重・竹（ふじもと）です。

（※対局者は肝吸いを頼んでいません）


（紋蛇）

図の43手目▲３五竜の局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲阿部光１時間８分、△佐々木勇42分。佐々木五段が大きく角を使えば、阿部四段も８四に打った飛車をグルッと８五から３五に移動させました。
（銀杏）