第44期決勝三番勝負第2局 Feed

2013年10月 9日 (水)

残り1時間を切る

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図の局面で藤森の手が止まっている。
15時30分過ぎ、都成に続いて藤森の側にも残り時間早見表が出た。
両者ともに残り1時間を切ったようだ。
藤森は額に手を当てたり、うんうん頷いたりと動きが大きくなっている。

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(15時30分過ぎのモニター映像)

(野辺)

細い攻め?

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図は15時ごろの局面。
△3八同角成は「(モニターから)音が聞こえてきそうな、いい手つきでしたね」と控室。
松尾七段は後手の攻めについて「嫌なような……細いような……」と唸り声を上げる。
宮田敦六段はこの手に代えて△4六歩を推奨していた。

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(千葉幸生六段が控室へ。千葉六段は第36期新人王戦で準優勝だった)

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(千葉六段と検討する松尾七段)

(野辺)

鳩森神社

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(野辺)

対局者のおやつ

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14時25分ごろ、両対局者におやつが出された。
「マロンロールケーキ」(将棋会館近くのNana Gateauxさんの品)

(野辺)

思い切り良く

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図は14時ごろの局面。
松尾七段、宮田敦六段ともに「先手の調子が良さそう」と見ていた順に進んだ。
ここから藤森は△6六飛▲同歩△4七角と思い切り良く進めた。

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宮田敦六段は▲4八飛△3六角成▲4四歩としてみたいと解説する。
松尾七段は飛車を逃げずに▲5三歩と垂らす手を考えてみたいと話す。

(野辺)

都成の手が止まる

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13時50分ごろ、図の局面で都成が20分近く考えている。
控室ではこのタイミングで動く順が検討されている。
ここで▲5四歩△同歩▲4五歩と進めば先手の調子が良い(△同歩なら▲4四歩△5三金に▲6五桂がピッタリ)。
しかし▲5四歩に△同金と取られると後続が悩ましい。
松尾七段は単に▲4五歩と突く手を考えており、「感覚的には振り飛車を持ちたい」と話す。
図から▲4五歩△同歩に▲4四歩△同金▲同銀△同角▲5四歩(変化図)に、

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「△6六角▲同歩△5四歩は後手の飛車がややぼやけている印象です。
ですから▲5四歩には△6六飛ですかね」と松尾七段。

(野辺)

谷川九段、片上六段が控室へ

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谷川浩司九段。公益社団法人日本将棋連盟の会長を務める。
13時20分ごろに控室を訪れた谷川九段は関係者に「弟子がお世話になっております」と挨拶。
谷川九段は都成の師匠だ。

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昼食休憩中に控室を訪れた片上大輔六段。こちらは理事を務める。
松尾七段に「お、松尾新人王じゃないですか」と声をかける。

(野辺)

対局再開

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(定刻になり対局が再開された)

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(悩ましげに頭を抱える都成。再開から10分が経過したが、まだ指さない)

(野辺)

対局者の昼食

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にぎり・中 (千寿司)

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親子重(みろく庵)

※対局者と同じものを注文して撮影しました

(野辺)

昼食休憩中の特別対局室

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(使用されている駒は「大竹竹風師作 菱湖書」)

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(△8六歩はわずか1分の考慮だった)

(野辺)