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2017年10月16日 (月)

終局直後

Dsc_4173a(終局直後の特別対局室。インタビューが始まるまでは、ともに無言だった)

Dsc_4186a(新人王戦連覇を達成した増田四段。丸山忠久九段、藤井猛九段に続いて史上3人目の快挙だ)

Dsc_4184a(佐々木四段は届かなかった)

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◆増田四段の談話

――2連勝で優勝を決められました。感想をお聞かせください。

増田:今期は厳しい戦いが多くて、きついときもありましたが、優勝できてよかったです。

――新人王戦の連覇は20年ぶりで、丸山忠久九段、藤井猛九段に続いて3人目です。

増田:連覇するのはなかなか難しいことだと思っていたので、とてもうれしいです。

――今日の一局はいかがでしたか。

増田:序盤は後手番にしてはうまくいったかなという気がしました。仕掛けられた辺りはどちらがよいのかよく分からなかったのですが、途中からはうまく指せたかなと思います。

――「途中から」というのはどの辺りからでしょうか。

増田:△3三角(68手目)と打った辺りからです。

――勝ちの手応えがあったのはどこでしょうか。

増田:△5七銀成(106手目)~△5七角成(110手目)で受け方が難しいので、かなり手応えを感じました。

――最後に今後の抱負をお願いします。

増田:新人王戦で連覇できたことを励みに、これからほかの棋戦でも活躍していきたいと思います。

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◆佐々木四段の談話

――今日の一局を振り返っていただけますか。

佐々木:やってみたい形ではあったのですが、こちらの苦労が多い展開になってしまって、あまりよいところがなかったです。

――第1局を終えられたときには、第2局は先手番なので主導権を取りたいとおっしゃっていました。

佐々木:そうですね。ただ、本局は待機されたときにどのように最善の形を作るのかがよく分からないまま指してしまって……序盤の組み方がいま一つだったかもしれません。

――番勝負全体での感想をお聞かせください。

佐々木:もう少し終盤で熱戦になるようにしたかったのですが、こちらの力がなさすぎて。第1局も本局も、中盤で差をつけられてしまいました。

(睡蓮)