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2015年10月19日 (月)

インタビュー

終局後、感想戦の前にインタビューが行われました。

Ue10

Sugai14(インタビューの前に緊張をほぐす菅井六段)

──相手に先勝されましたが、第2局で戻して、本局で勝ちました。この結果はいかがですか?

菅井 苦しい将棋が多かったので、そういう中でも結果を残せたのがよかったと思います。

──今日の自身の将棋は?

菅井 ずっと負けなんじゃないかと思っていたので、それも含めて運がよかったのかなと思いますね。

──三番勝負全体を見て振り返っていただきたいと思います。

菅井 中盤で大きなミスが多かったので、そういった課題は修正していかないといけないと感じました。

──3局とも振り飛車で穴熊でした。

菅井 そうですね。はじめは3局指せるのでいろいろやってみようかと思ったのですが、振り飛車穴熊がいま自分の中でいちばん自信があるので、それでいきました。

Sugai13(インタビューに答える菅井六段)

──今回が六段に昇段されて最後の新人王戦でしたが、事前にインタビューしたときは気負いなどなく冷静な感じでした。実際対局されていかがでしたか?

菅井 いつもどおりに指して、自分の力が発揮できたのかなというふうに思います。

──師匠の井上先生や、その前の若松先生に次いで3世代続いての新人王になったのですが、その点は考えましたか?

菅井 知っていましたが、それを考えるほど余裕はありませんでした。

──有終の美を飾られて、今後はどんな?

菅井 そうですね。これを機にもっと活躍していければな、と思います。

Oohashi14(大橋三段にも質問が向けられた)

──大橋さん、先勝してリードしましたが、今日の結果を含めて三番勝負はいかがでしたか?

大橋 結果は残念ですね。

──非常に研究されて対局に臨まれているような感じを受けました。

大橋 やれるだけの準備をしてきたつもりです。

──指し手を見ていると、思い切った指し手が非常に目立ったと思うのですが、心がけたことはありますか?

大橋 そうですね。積極的にはいこうかなと思っていました。

──今日の第3局についてはいかがですか?

大橋 いつもどおり、やるつもりでいました。何かもっと冷静な手があったかもしれないですけど、ちょっと……。

(飛龍)