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2011年10月28日 (金)

時計塔に詰将棋(1)

本局の開催を記念して、JR加古川駅前にある時計塔に船江恒平四段による詰将棋が出題されるなどリニューアルが行われました。
本日15時半より、樽本庄一・加古川市長と船江恒平四段が出席して発表が行われました。

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(本日15時前の時計塔。まだ詰将棋はない)

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(時計に詰将棋が入れられた)

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(この詰将棋は懸賞。応募要項はこちら)

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(歓談する船江四段と樽本市長)

(翔)

加古川青流戦第2局は10月29日(土)対局

船江恒平四段と宮本広志三段の組み合わせとなった第1期加古川青流戦・決勝三番勝負第2局は、主催者である兵庫県加古川市の「市立青少年女性センター」にて行われます。

第1局は宮本三段の勝ち。第2局で船江四段が勝った場合は同日午後に第3局で決着をつけます。

立会人は谷川浩司九段、記録係は坪井祐二1級。
第2局の対局開始は9時。第3局が行われる場合は14時開始です。
9時半より、青少年女性センター4階にて大盤解説会が行われます。

第2局・第3局のネット中継は棋譜・コメント入力を淡記者、ブログを翔が担当します。よろしくお願いいたします。

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(加古川市役所前で記念撮影。左から宮本広志三段、樽本庄一・加古川市長、船江恒平四段)

(翔)

2011年10月27日 (木)

感想戦

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終局後のインタビュー

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【宮本広志三段】

― 一局を振り返って。

宮本「序盤は研究通りで、良くなったかなと思いました。そのあとは時間を使わずに進めることができました」

― 相手の印象は?

宮本「普段は受けに回ることが多いですけど、今日は序盤で良くなったという気があったので、逆の形になったように思います」

― 第2局は加古川で行われます。船江四段の地元での対局ですが。

宮本「アウェー対局になりますが、そういうことは気にせず、自分を出し切ってこのままの勢いでいきたいです」

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【船江恒平四段】

― 一局を振り返って。

船江「序盤がひどすぎました。終盤チャンスがあったと思いますが、最後に致命的なうっかりがあって、駄目にしてしまいました」

― 相手の印象は?

船江「こっちが酷すぎたというのもありますが、どんどん攻められて、そのまま潰されてしまいました」

― 第2局は加古川で行われます。地元での対局になりますが。

船江「加古川は地元ですし、そこで2連勝すれば優勝できるので、自分らしい将棋を指して頑張りたいです」

(潤)

終局直後

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(勝った宮本広志三段はあと1勝で優勝)

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(敗れた船江恒平四段は2連勝が優勝条件となる)

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(にこやかな笑顔で始まった感想戦)

(潤)

宮本三段、先勝

Seiryu20111027_94第1期加古川青流戦決勝三番勝負第1局は12時31分、94手までで宮本三段の勝ちとなりました。消費時間は両者1時間0分(持ち時間各1時間)。第2局は10月29日(土)9時より、兵庫県加古川市「加古川市立青少年女性センター」で行われます。

(翔)

後手優勢に

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図は12時20分頃の局面。この角打ちが厳しく、現局面は後手の宮本三段が優勢と言われています。

両者は既に秒読みに入っています。船江四段は61手目に、宮本三段は62手目に持ち時間を使い切りました。

攻め合いに

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図は船江四段が▲7五桂と打った手に対し、宮本三段が△7六金と打ち返した局面。

ここで▲8三桂成△同玉▲6五角で打ったばかりの金を取られるが、以下△7二玉▲7六角△7五金と金を一枚犠牲に嫌味な桂を除去し、更に角をいじめていくのが宮本三段の狙いと棋士室ではみている。

(潤)

終盤戦に

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米長邦雄永世棋聖はこの手を見て、「うわぁ、両方のファンになっちゃうよ」と満面の笑みを浮かべた。

「現局面は一番面白い局面ですね。このあと、▲7七同桂に△4七角と打ち込むけれども、▲2六飛打などという手があってよくわからない。だから面白いんですね」。と更に続けた。

その後局面は進み、12時前の現在は下記の局面。



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「△9九飛成と香を取ると思うけれども、そこでじっと▲2八飛、あるいは▲6五桂、単に▲5三角などがあって形勢不明です」(米長永世棋聖)

(潤)

11時40分頃の棋士室

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(検討をする森安正幸七段、稲葉陽五段と奨励会員達)

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(米長永世棋聖の軽妙な解説に思わず笑みをこぼす谷川浩司九段)

(潤)