本局の中継は以上で終了となります。ご観戦いただき、ありがとうございました。
]]>(踏み止まった木村九段。タイに戻し、第3局に望みをつないだ)
【木村九段の談話】
――本局を振り返ってください。
木村 難しくて分かりませんでした。玉がちょっと不安定な格好をしているので。
――控室では「終盤は押されている」という評判でした。
木村 ああ、そうですか。まあ、ちょっとよく分からなかったですね。
――よくなったのは?
木村 飛車を出たあたりですかね。詰めろになったので、ちょっとよいかなと。
――1勝1敗のタイになりました。第3局の意気込みをお願いします。
木村 一生懸命指したいと思います。
――お疲れさまでした。一局を振り返ってください。
豊島 難しかったと思うんですけど、ちょっと途中で間違えてしまったのかなと思います。
――間違えたのはどのあたり?
豊島 ▲4六歩と取ったところで、▲7四桂と決めておいて。まあそれでも、もしかしたらまずいのかもしれないけど、そのほうがアヤがあったような気がします。その前にちょっと間違えているのかもしれません。すぐにはわからないですね。
――第3局の抱負をお願いします。
豊島 気持ちを切り替えて、頑張りたいと思います。
]]>挑戦者決定三番勝負第2局は木村九段が豊島名人に勝ちました。投了図以下は▲4七玉△4六飛▲5八玉△6八金までの詰み。終局時刻は21時50分。消費時間は▲豊島名人4時間59分、△木村九段4時間36分。木村九段が逆転で第2局を制し、挑戦者決定三番勝負を1勝1敗のタイとしました。第3局は9月5日(木)、東京・将棋会館で行われます。
]]>木村九段が寄せにいっています。後手玉は怖いところがなく、このまま押し切りそうです。
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豊島名人は残り時間が2分になるまで考えて、▲4八玉と逃げました。木村九段の残り時間は30分です。
△4六飛と走り、形勢は木村九段がよくなりました。▲4七歩に△4四飛が馬取り。以下▲7五馬は△8八桂成からの寄せが間に合います。
]]>20時50分、豊島名人の考慮中に残り時間は38分で並びました。控室は「難しい」という声が多くなっています。
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△4一飛と遊んでいた飛車を使うことができました。以下▲3二銀不成△4三飛▲同銀に△1五角と急所に角を打てます。
何か合駒させてから△6八金と打てば、迫力が増しています。ただ、後手は次に角か銀を取っても、▲8四飛に合駒しないといけません(△5五玉は▲5六金までの詰み)。複雑な終盤戦になりそうで、豊島名人が手を止めています。
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18時40分の対局再開から木村九段が1時間考えて、△7八角成と切りました。以下▲同銀△7九飛と進んでいます。
▲6九金なら△9九飛成。先手は金を手放したので、次の▲6六桂が詰めろにならないので甘くなります。局面は終盤戦に入り、△7九飛までの消費時間は▲豊島3時間34分、△木村4時間13分。木村九段の残り時間は47分です。
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